ド軍、ロバーツ監督「全力を尽くしてくれた」 2番手25歳を称えるも…悔やまれる継投策

救援陣がリード守れず惜敗
【MLB】フィリーズ 6ー5 ドジャース(日本時間16日・ロサンゼルス)
ドジャース・大谷翔平投手は15日(日本時間16日)、本拠地でのフィリーズ戦に延長10回、5-6で敗れた。9回にアンディ・パヘス外野手の同点ソロで追いついたが、延長戦で突き放された。試合後、デーブ・ロバーツ監督は「全力を尽くしてくれた」とナインを責めなかった。
この日は左打者対策としてサウスポーのバンダが先発したが、左打者のシュワーバーに53号、続くハーパーに四球を与えて降板した。2番手のシーハンが好投し、リードした展開で降板したが、ドレイヤー、ベシアが失点するなど、またもや救援陣が“崩壊”した。
ロバーツ監督は「バンダ(の被弾は)いい球だったと思う。少し高めにいってしまったけど、外角だった。シュワーバーが片手で本塁打を打った」「ハーパー(の被弾は)カウント1-2だったと思うけど、ストライクゾーンより高めの球だった」と救援陣を責めず。
さらに「試合を通して両軍とも攻撃陣がよく戦った。エメット(シーハン)は素晴らしい投球だった。試合を通して戦っていた。速球はベストの状態ではなかったけど、制球はとてもよかった。球速は全体的に落ちていたけど、全力を尽くしてくれた」と2番手で5回2/3を7奪三振の無失点と抑えた25歳右腕のシーハンを称えた。
大谷は初回の第1打席は見逃し三振、3回の第2打席は四球、2-1と勝ち越して迎えた3回1死一塁では、右翼線へ二塁打を放ち好機を広げた。7回の第4打席は見逃し三振だった。同点に追いついての9回2死の第5打席は大歓声で迎えられたが、勝負を避けられるかのように四球だった。
対戦相手のフィリーズは、この日の勝利でナ・リーグ東地区優勝を決めた。
(Full-Count編集部)