「冗談だろ」ド軍放送席が思わず沈黙 まさかの“結末”に嘆き「それが現実です」

同点の9回、トライネンが許した3ランにLA放送席が沈黙
【MLB】フィリーズ 9ー6 ドジャース(日本時間17日・ロサンゼルス)
フィリーズの“伏兵”が放った一発にLA放送席が沈黙した。ドジャースは16日(日本時間17日)、本拠地で行われたフィリーズ戦に6-9で逆転負け。同点で迎えた9回、トライネンが9番のマルシャンに浴びた3ランが決勝点となった。まさかの一発に実況も「スタンドイン……冗談だろ」と悲痛なコメントを届けた。
大谷翔平投手の2年連続50号などで同点に追いついた直後の9回、6番手のトライネンが良い流れを生かすことができなかった。簡単に2死を奪うも、二塁打と敬遠で一、二塁にされると、9番のマルシャンに146キロのカットボールを捉えられ勝ち越し3ラン。試合前時点で打率.194、1本塁打、メジャー4年間でも6本塁打の“伏兵”の一発に、実況のジョー・デービス氏は「鋭い打球が右翼へ! 深い! ラバーの上部を跳ね返り、スタンドイン……冗談だろ」と思わず本音を漏らした。
解説のジェシカ・メンドーサ氏が「シーズン僅か2本目です……」と伝えると、デービス氏が「そしてメジャーでは僅か(通算)7本目です……」と補足し放送席は沈黙に包まれた。リプレー映像を確認したデービス氏じゃ「数インチ短く、左に行っていれば本塁打ではなかったです。でもそれが現実です……まずいです……」と数インチの“不運”を嘆いた。
今季13度目の先発マウンドにあがった大谷が、5回68球を投げ、5奪三振1四球、無安打無失点の好投を披露するも課題のリリーフ陣が炎上。大谷の2勝目は消滅し、フィリーズに連夜の逆転負けを喫し、改めてドジャースの“弱点”が浮き彫りとなった。
(Full-Count編集部)