580億円超投資も…貢献度“ゼロ” ド軍大型補強の目を疑う惨状、X悲痛「思ってたより酷い」

ドジャースのテオスカー・ヘルナンデス(左)とタナー・スコット【写真:ロイター、荒川祐史】
ドジャースのテオスカー・ヘルナンデス(左)とタナー・スコット【写真:ロイター、荒川祐史】

スコット、コンフォート、イエーツ、佐々木は揃って苦戦

【MLB】ドジャース 5ー0 フィリーズ(日本時間18日・ロサンゼルス)

 3年1250万ドル(約18億3900万円)で入団した“韓国の逸材”キム・ヘソン内野手は限られた出場機会で0.9と最低限の働きを見せている。だが、1年1700万ドル(約25億円)で入団したマイケル・コンフォート外野手に至っては打率2割を切る低調ぶりで、チーム最低のマイナス0.5という惨状だ。

 再契約組も苦戦が目立つ。3年総額6600万ドル(約97億円)で契約を結び直したテオスカー・ヘルナンデス外野手は前年の3.4から0.5に下落。2年2200万ドル(約32億3600万円)で再契約したブレイク・トライネン投手は負傷で登板が半減し、前年の1.0から今季0.0と存在感は薄い。9月に入ってからは炎上を繰り返し、バッシングを浴びることも増えた。

 他にも1年650万ドル(約9億5600万円)で再契約した“キケ”ことエンリケ・ヘルナンデス内野手は、ムードメーカーとして数字に表れない貢献度があるとはいえ、WARは前年の0.6から今季はマイナス0.3に落ちた。1年750万ドル(約11億円)で再契約を結んだベテラン左腕クレイトン・カーショー投手が2.2と孤軍奮闘の状態だ。

 ナ・リーグMVP最有力候補の大谷翔平投手のWARは投打で計8.5、山本由伸投手は4.7を叩き出している。一方、補強組全員のWARを合計しても2人には遠く及ばない惨状だ。SNSでもファンからは「だいぶ渋い……」「思ってたよりだいぶ酷かった」「これでよく地区首位にいるな」「補強下手すぎて笑える」「改めて見るとグロいな」「まじで大谷がいなかったらワイルドカード争いもできてなさそう」「MLBで一番補強に失敗したチームでは?」などの声が漏れる。

 残り10試合となったドジャースは地区優勝へのマジックナンバーを「8」としている。シーズン終盤、その先にあるポストシーズンへ、期待に応えられなかった新戦力は意地を見せられるだろうか。

(Full-Count編集部)

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