今季最多10Kで9勝目の岩隈久志、打線の大量援護に感謝「助かりました」
マリナーズ計5発、一発攻勢で岩隈を援護
マリナーズの岩隈久志投手が22日(日本時間23日)、敵地でのロイヤルズ戦に先発し、7回を3安打無失点、今季最多10奪三振の好投で9勝目(4敗)を挙げた。自身2連勝とした右腕が打線の大量援護に感謝している様子を、MLB公式サイトなどが速報で伝えている。11-2で勝利したマリナーズは2連勝。一方、ア・リーグ中地区首位のロイヤルズの優勝マジックは「3」のままとなっている。
「11得点は、すごく多いですね」
試合後、岩隈は通訳を介してこうコメントしたという。この日はロビンソン・カノ内野手の2発など5本のホームラン攻勢で日本人右腕を援護。4回までに11点を奪った。
「彼らが早くにサポートしてくれて嬉しいし、助かりました。早くから振らないだろうということが分かっていたので、調子良く投げて先に進めることができました。優位に運べましたね」
変幻自在のスプリットを武器に今季最多の10三振を奪い、2回以降は二塁を踏ませない圧巻のピッチングを披露。前半戦は右広背筋の故障に苦しんだが、後半戦は好調。8月以降は10試合に登板し、7勝2敗。防御率も3・67まで向上している。
精密機械のような制球力を武器に、3シーズン連続のメジャー2桁勝利まであと1勝としている。
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フルカウント編集部●文 text by Full-Count