ド軍ブルペンに「選択肢ない」 メジャー最悪“5.66”の絶望感…大谷快投も台無しに

大谷降板後…ドレイヤー&エンリケス&スコットが5失点
【MLB】Dバックス 5ー4 ドジャース(日本時間24日・フェニックス)
ドジャース・大谷翔平投手は23日(日本時間24日)、敵地・ダイヤモンドバックス戦に先発登板し、今季最長6回を投げて8奪三振5安打無失点と好投した。しかし9回にタナー・スコット投手が打たれ、2勝目だけでなくチームも敗戦。試合後は“戦犯”左腕に批判が殺到したが、ドジャース専門メディアはチームが抱える問題点に頭を抱えている。
大谷は復帰後最長となる6イニングを投げ抜き、4点リードのまま降板。前回16日(同17日)のフィリーズ戦では5回無安打無失点の快投を演じたものの、直後に救援陣が6失点と大誤算だった。さすがにこの日は……との願いは、一瞬にして打ち砕かれた。
7回から登板したジャック・ドレイヤー投手は2死から適時打を浴びて降板すると、後を継いだエドガルド・エンリケス投手が2ランを被弾。リードは一瞬で1点差に。そして9回はスコットが登板するも、いきなり四死球で走者を出すと、同点犠飛、サヨナラ打を献上してあっけなくゲームセットになった。
今季10度目のセーブ失敗を喫した左腕に対しては当然厳しい声が寄せられた。一方でドジャース専門サイト「ドジャース・ビート」は「みんなタナー・スコットのセーブ失敗のことを言ってるけど、それは分かる」としつつ、「ただ、ブルペンが7回に引き継いだ時点では4-0のリードがあったのに、終わってみればドレイヤーとエンリケスで4-3にされていた」と、忘れがちな7回の炎上劇をチクリとした。
そして「ベシアは8回をなんとか凌いだものの、今のブルペンには選択肢がない。誰を信じればいいんだ?」と落胆した。ドジャース救援陣は9月の防御率が30球団中26位の5.69、与四球率5.66はワースト30位と低迷。これ以上、好投した先発投手の白星を消滅させることだけは避けたいところで、今後“光”は見えるのだろうか。
(Full-Count編集部)