ド軍を待ち受けるメリットとデメリット 井口資仁氏が注目…指揮官の「マネジメントの力」

Full-Count LABに出演した井口資仁氏【写真:編集部】
Full-Count LABに出演した井口資仁氏【写真:編集部】

井口資仁氏がポッドキャスト番組「Full-Count LAB」に出演

 2年連続ワールドシリーズ制覇を目指すドジャースは、ワイルドカードシリーズからポストシーズンに臨むこととなった。ホワイトソックス、フィリーズで世界一を経験している井口資仁氏が、ポッドキャスト番組「Full-Count LABー探求のカケラー」に出演し、ワイルドカードから参戦する球団の強みを語った。
 
「試合数はちょっと増えて大変かもしれないですけれども、まあ勢いをつけるという意味ではそこから勝ち上がるチームっていうのは、ワイルドカード以外のチームと比べてちょっと違うと思います」

 ワイルドカードシリーズは30日(日本時間10月1日)から3試合制(2戦先勝で勝ち抜け)で始まる。最長で10月2日(同3日)まで行われ、地区シリーズは1日空けて4日(同5日)から始まる。

 井口氏はワイルドカードを勝ち上がった球団は「勢いはつきますよね。そういう意味では(地区シリーズで)待ち構えているチームっていうのはちょっと怖いところがあります。日本でもそうですよね」と説明。NPBのクライマックスシリーズ(CS)ファイナルステージで待ち受けるリーグ優勝球団が苦戦する例を挙げた。

 一方でワイルドカード勢を迎え撃つ側の戦略についても言及。「勝ち上がってきた勢いは怖い。ホームで一戦目をしっかり抑えるっていうのがホームアドバンテージでしょうね」。本拠地で戦える“地の利”を生かして、いかに流れを食い止めることができるかが重要だと強調した。

 ローテーションの観点からも「いかに良いピッチャーを初戦に当てられるかが勝負の分かれ目」と語る。ワイルドカード勢はすでに投手陣を消耗しているだけに、重要と位置付ける初戦に「(好投手が)なかなかはまらない可能性もありますね」と指摘した。投手起用が運命を握るポストシーズン。「そこが監督のマネジメントの力なので」とニヤリと笑った。

 連覇への道のりは決して平坦ではないが、井口氏の分析通り“勢い”を武器にできるか、ドジャースの真価が問われる。

【実際の音声】ワイルドカード勢が持つ「怖さ」とは…井口資仁氏が語るド軍世界一連覇への鍵

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