佐々木朗希は「えげつない」 米メディアも“魔球”に脱帽…ローリーを完全圧倒

ローリーは3球ともスプリットで三振に仕留めた
【MLB】マリナーズ ー ドジャース(日本時間27日・シアトル)
敵地を沈黙させた。ドジャース・佐々木朗希投手は26日(日本時間27日)、敵地のマリナーズ戦に7回から登板。初の中1日での救援登板となったが、メジャー最多60本塁打のカル・ローリー捕手を3球三振に仕留めるなど1回無失点2奪三振の快投を見せた。米メディアも「えげつない」と称えている。
佐々木は3-1と2点リードの7回に5番手として救援登板した。先頭のクロフォードは2球で追い込み、三塁線に転がった打球をエンリケ・ヘルナンデス内野手が好守でアウトとした。続くヤングは99.7マイル(約160.5キロ)で空振り三振に仕留めた。
2死からアロザレーナに100.1マイル(約161.1キロ)のフォーシームを捉えられ左越え二塁打とされたが、圧巻だったのはローリーとの対戦だ。一発出れば同点となる場面で場内は総立ち。しかし佐々木はスプリット2球で追い込むと、最後もスプリットを低めに決め、ローリーのスイングを完全に崩して三振に打ち取った。
地元LA放送局「スポーツネット・ロサンゼルス」は「ロウキ、君はえげつないよ」と魔球を絶賛。MLB公式も「ロウキ・ササキが、カル・ローリーをえげつないスプリット3球で三振に打ち取った」、球団公式ブログ「ドジャー・インサイダー」は「T-モバイル・パークでカル・ローリーに対するMVPコールが響き渡る中、ロウキ・ササキは60本塁打の大砲を三振に仕留め、7回の最後のアウトを奪った」と快投を称えた。
(Full-Count編集部)