503登板のタフネス右腕が戦力外 下剋上を目指すDeNAは8人に通告…30日の去就まとめ

ソフトバンク・又吉克樹(左)とDeNA・三嶋一輝【写真:冨田成美、イワモトアキト】
ソフトバンク・又吉克樹(左)とDeNA・三嶋一輝【写真:冨田成美、イワモトアキト】

DeNAとソフトバンクが戦力外を発表

 戦力外の第1次通告期間の2日目となった30日、2球団で計9人が来季の契約を結ばない旨を通達された。前日の11人に続き、1軍でも実績十分の投手らがチームを去ることになった。

 ソフトバンクは、又吉克樹投手に来季の契約を結ばないことを通達。又吉は2013年ドラフト2位で中日に入団。2014年から3年連続で60試合以上に登板するなど、リリーフとして活躍。2021年オフにFA宣言しソフトバンクに移籍した。

 移籍1年目から3年連続で30試合以上に登板していたが、プロ12年目の今季は1軍での登板はなかった。通算503試合登板で47勝32敗173ホールド11セーブを記録。球団関係者によると、現役続行の意思があるという。

 DeNAは、三嶋一輝投手、徳山壮磨投手ら8選手に来季の契約を結ばないことを通達した。三嶋は法大から2012年ドラフト2位で入団。2020年、2021年には守護神を務めた。2022年には胸椎黄色靱帯骨化症を患い、手術を経て復活したが、今季はわずか6試合の登板に終わっていた。徳山は2022年ドラフト2位で入団。昨季は29試合に登板し、1勝1敗、8ホールド、防御率2.45の成績を残していたが、今季は1軍登板がなかった。

 他にも京山将弥投手が戦力外に。滋賀・近江高から2016年ドラフト4位で入団。昨季は2年ぶりに1軍に登板し、23試合で防御率2.01をマークした。しかし今季は1軍登板はなかった。

 育成では草野陽斗投手、今野瑠斗投手、笠谷俊介投手、蓮内野手、粟飯原龍之介内野手の5選手と来季の契約を結ばなかった。笠谷は昨年オフにソフトバンクを戦力外になり、2年連続の通告となった。粟飯原は2021年ドラフト3位で入団したが、1軍出場なく2023年オフに育成に。今季はイースタン・リーグで56試合に出場し、打率.151に終わっていた。

 前日29日には、3球団で計11人が戦力外通告を受けていた。楽天は阿部寿樹内野手に来季の契約を行わない旨を伝えていた。ヤクルトは、西川遥輝外野手、山本大貴投手、金久保優斗投手、山下輝投手、原樹理投手、宮川哲投手、竹山日向投手、中川拓真捕手、鈴木康平投手の9人の戦力外を発表。日本ハムは古川裕大捕手に来季の契約を結ばないと通達していた。

 第1次戦力外通告期間は、2軍戦が終わった翌日の29日からクライマックス・シリーズのファーストステージ開幕前日の10月10日までとなる。

(Full-Count編集部)

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