大谷翔平、WCS初戦で弾丸先頭打者アーチ 2年連続PS初戦でHR…日本人2位の通算4本目

レッズ戦とのWCS第1戦に「1番・指名打者」で出場
【MLB】ドジャース ー レッズ(日本時間1日・ロサンゼルス)
ドジャース・大谷翔平投手は30日(日本時間10月1日)、本拠地で行われたレッズとのワイルドカードシリーズ(WCS)第1戦に「1番・指名打者」で出場し、初回の第1打席で本塁打を放った。リーグ2位の55本塁打を記録した大谷の豪快弾に本拠地は大歓声に包まれた。
レッズの先発右腕グリーンから、大谷がいきなり豪快アーチをかけた。初回の第1打席、4球目のフォーシームを捉えると打球は弾丸ライナーであっという間に右翼席へ。打球初速117.7マイル(約189.4キロ)、飛距離375フィート(約114.3メートル)、角度21度の一撃は貴重な先制弾となった。
ポストシーズン初出場となった昨季も初戦のパドレス戦で本塁打を放っており、この一発で2年連続でのPSアーチ。昨年のポストシーズンでは16試合に出場し打率.230、3本塁打、10打点、OPS.766の成績だった。
過去にポストシーズン本塁打を記録した日本選手は大谷を含め8人。松井秀喜(10本)、井口資仁(1本)、田口壮(2本)、松井稼頭央(1本)、岩村明憲(1本)、イチロー(1本)、鈴木誠也(1本)で、この一発で大谷はポストシーズン通算4本とした。
今季の大谷は、打者としてリーグ2位の55本塁打、メジャー1位の146得点を記録するなど、158試合に出場し、打率.282、172安打、55本塁打、102打点、20盗塁。惜しくも3年連続の本塁打王はならなかったが、146得点、380塁打、89長打、長打率.622、OPS1.014、20敬遠、ISO(長打率-打率).340で“リーグ7冠”を達成した。
投手としても14先発で1勝1敗、防御率2.87、62奪三振を記録するなど投打二刀流で活躍し、ドジャースの4年連続23回目の地区優勝をけん引。ワールドシリーズ連覇へ大谷の活躍に期待がかかる。