ド軍ブルペンにLA嘆き「シーズンと同じことを」 吹き飛ばした大勝ムード「恥ずかしすぎる」

エンリケスは1死も取れずに1安打2四球
【MLB】ドジャース ー レッズ(日本時間1日・ロサンゼルス)
既視感しかない光景だ。ドジャースは9月30日(日本時間10月1日)、本拠地でのワイルドカードシリーズ第1戦に臨み、大谷翔平投手らの本塁打攻勢で8回までに10-2とリードした。しかし、またもブルペン陣がピリッとせず。LA記者は「レギュラーシーズンと同じことをやっている」と怒りを滲ませている。
大谷が初回の先頭打者弾を含む自身プレーオフ初の1試合2発、テオスカー・ヘルナンデス外野手も2打席連発などで大勝ムードが漂っていた。先発のブレイク・スネル投手も7回2失点にまとめ、8回からはアレックス・ベシア投手が登板した。しかし、一気に試合展開が分からなくなる。
ベシアは先頭のマクレーンに安打を許し、1死を奪った後に2四球を与え降板。続くエドガルド・エンリケス投手も押し出し四球と適時打で、1死も奪えずに無念の交代となった。本拠地はブーイングが鳴り響いた。
「ジ・アスレチック」のファビアン・アルダヤ記者は「ドジャースのブルペンは、レギュラーシーズンと同じことをやっている。ベシアとエンリケスで8回にわずか1アウトしか取れず、なおも1死満塁。ここでジャック・ドレイヤーが登板する。史上もっとも安心できない6点リードのように感じられる」と呆れかえった。
また、地元放送局「NBCスポーツ・ロサンゼルス」でレポーターを務めるマイケル・J・デュアルテ氏も「これは受け入れがたい」と断罪。「このイニング、3人のリリーフ投手が合計48球を投げて、ストライクはわずか26球。レッズはバットを振る必要すらなかった。ブルペンとして、これは恥ずかしすぎる」とぼう然とした。結果的にドレイヤーがどうにか凌いだものの、大勝ムードは一瞬で消えている。
(Full-Count編集部)