ベッツ「僕だって勝負したくない」 大谷翔平の敬遠に“理解”…貫く自らの姿勢

ベッツは大谷敬遠後の7回に適時打を放った
【MLB】ドジャース 8ー4 レッズ(日本時間2日・ロサンゼルス)
ドジャースは1日(日本時間2日)、本拠地レッズとのワイルドカードシリーズ第2戦に勝利し、地区シリーズ進出を決めた。試合後の会見に臨んだムーキー・ベッツ内野手は、自身の前を打つ大谷翔平投手が敬遠された場面について聞かれ「僕だってショウヘイと勝負したくないよ」と笑顔を見せた。
7回1死二塁で大谷が打席を迎えると、レッズのテリー・フランコーナ監督は申告敬遠を選択。大谷との勝負を避け、2番のベッツとの対戦を選んだ。試合前に大谷を敬遠するかと問われた指揮官は「冗談だろ? 君はベッツとフリーマンの名前を聞いたことはあるかな?」とし、敬遠しないことを示唆していた。
しかし、7-2とリードを許した場面で大谷を敬遠。ベッツとの勝負はフルカウントからの9球目を捉えられた。ベッツは塁上で雄叫びを上げ、どうだと言わんばかりの表情を見せた。試合後に当時の場面を振り返ったベッツは、終始明るい口調で「(大谷が敬遠されても)何も(考えてない)。僕だってショウヘイと勝負したくないからね」と白い歯を見せた。
地区シリーズで対戦するフィリーズも「同じこと(敬遠)をすると僕は予想している。今ポストシーズンのこの先の残りの試合でも、同じことが起きると思っている。ショウヘイのことを僕は理解しているし、試合の状況も僕はわかっている。だから、自分のやるべきことのために、準備をするだけなんだ」と、自らが管理できることに集中すべきだと、ベッツらしい姿勢を貫く構えだ。