山本由伸に届けた思い…テオは「何て素敵な人間」 証明した「ド軍が好きな理由」

ドジャース・テオスカー・ヘルナンデス(左)と山本由伸【写真:ロイター】
ドジャース・テオスカー・ヘルナンデス(左)と山本由伸【写真:ロイター】

ベンチで山本に謝罪…シャンパンファイトで明かした内幕

 ドジャースのテオスカー・ヘルナンデス外野手は1日(日本時間2日)、本拠地で行われたレッズとのワイルドカードシリーズ第2戦の初回に落球。直後に山本由伸投手が失点したことで悪い意味で注目を浴びた。それでも、試合中そして試合後に見せた“行動”に、米ファンは「本当に素敵な心」と感動している。

 人間性が滲み出る振る舞いだった。初回2死一塁、山本はヘイズをライトへの飛球に打ち取ったかのように見えたもののT・ヘルナンデスが落球。その後に右前2点適時打を浴びた。ベンチに戻って味方の反撃を待っていると、T・ヘルナンデスが山本を抱きしめ、何やら話す場面があった。

 山本は初回の失点以降はエースの投球を見せ、ドジャースの連勝に貢献した。そしてシャンパンファイトが行われる中、T・ヘルナンデスは現地メディアの取材に応じ、山本にベンチで送った言葉を明かした。

「I’m sorry(申し訳ない)と伝えたよ。次はもっと頑張って、あのプレーをちゃんと決めるよ。とにかく練習を続けて。申し訳なかった」「彼は8回も投げていたはずだったんだ。僕のエラーのせいで、彼に10球か15球は余計に投げさせてしまった」などと、テオはひたすら“謝罪”の言葉を並べた。

 日本ではミスをすれば謝ることは当然とも言えるが、契約社会の米国では責任を尽くした結果のミスを謝罪しないことも少なくない。そんな中でテオが繰り返した自責の思いに米ファンも感動した模様。「これこそが、僕らがテオに戻ってきてほしかった多くの理由の1つ」「本当に大好きよ」「素晴らしい責任感と品格」「だからテオが好きなんだ」「何て素敵な人間なんだ」「これがドジャースが好きな理由」「リスペクト」と称賛が殺到した。

(Full-Count編集部)

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