佐々木朗希の“守護神”起用を明言 「大舞台を恐れる兆候はない」指揮官が太鼓判

レギュラーシーズン終盤から3試合連続無失点
ドジャースのデーブ・ロバーツ監督は3日(日本時間4日)、4日(同5日)から始まるフィリーズとの地区シリーズを前に記者会見に臨み、ワイルドカードシリーズで救援として好投を見せた佐々木朗希投手の抑えでの起用を明言した。
報道陣からセーブ機会で投げさせるかどうかを問われると「私はそう考えている」と断言。「これまでの彼の(登板時における)対処の仕方を見る限り、大舞台を恐れるような兆候はない。彼を登板させる状況がどんな重要度のある場面であろうと、私は彼に十分な自信を持っている」と、レギュラーシーズン終盤から続く自信に満ちた投球を高く評価した。
佐々木はレギュラーシーズン終盤の9月にメジャー復帰を果たし、中継ぎで2試合に投げて無失点。1日(同2日)に本拠地で行われたレッズとのワイルドカードシリーズ第2戦、4点リードの9回に救援登板。自身初のポストシーズンでの投球機会となったが、1回を3者凡退で2奪三振の完璧な投球を見せた。最速101.4マイル(約163.1キロ)を計測し、100マイル(約161キロ)以上を6球投げ込んだ。
ドジャースはレギュラーシーズン終盤からブルペン陣の不調が顕著になった。チーム最多の23セーブを残したタナー・スコット投手はメジャー最多の救援失敗10度を記録。ブレイク・トライネン投手は9月だけで5敗を喫するなど乱調が目立っていた。新境地を見出した佐々木の存在がポストシーズンの切り札となる可能性はある。
(Full-Count編集部)