投球、感情…佐々木朗希は何が変わった? 5か月ぶりマスクで実感…スミスが語る“成長”

ドジャース・佐々木朗希(右)と握手を交わすウィル・スミス【写真:ロイター】
ドジャース・佐々木朗希(右)と握手を交わすウィル・スミス【写真:ロイター】

ケプラーに二塁打浴びるも1回1安打無失点

【MLB】ドジャース 5ー3 フィリーズ(日本時間5日・フィラデルフィア)

 ドジャース・佐々木朗希投手は4日(日本時間5日)、敵地・フィリーズとの地区シリーズ第1戦で2点リードの9回から登板。1回を1安打無失点に抑えて日米通じてプロ初セーブを挙げた。プレッシャーのかかる場面を制圧した投球。約5か月ぶりにボールを受けたウィル・スミス捕手も感銘を受けていた。

 先発した大谷翔平が6回3失点と試合を作り、2番手グラスノー、3番手ベシアが7~8回を抑えた。そして2点差の9回、佐々木は自身初めてのセーブシチュエーションでの登板になった。

 リアルミュートへの初球はこの日最速の162.5キロ。最後はスプリットで見逃し三振を奪い、続くケプラーには右翼線二塁打を浴びたが、カステヤノスを二ゴロ、最後はストットを三邪飛に抑えて無失点。不安定なブルペン陣にあって、ポストシーズンの大舞台で見事な結果を残した。

 スミスは試合後、佐々木との“やり取り”を明かした。二塁打後もスミスはマウンドに行くことはなく、23歳右腕に託した。「(差が)まだ2点あったからね。同点の走者がいたけど、攻め続けたよ。しっかり投げ切っていたと思う。積極的に攻めて、スプリットで空振りも奪っていた。あの投球は大きかったね」とスミス。バッテリーを組むのは5月9日(同10日)の敵地ダイヤモンドバックス戦以来、佐々木は先発ではなかなか結果が出せず、その後に故障離脱した。

 スミスも右腕を痛めたことで守備に就くのは久しぶりだった。18.44メートル越しに見た佐々木の違いとは。「はっきりとはわからないけど、球そのものだったり、気持ちの面だったりなのかもね。彼は救援投手として投げることにおいて、落ち着きを感じていると思う」と“変化”を感じ取っていた。

【実際の映像】佐々木朗希に“ハグ” スミスの緩む表情に感動「素敵だなぁ」

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