大谷翔平が逃した“MVP” 支持率わずか22%…大差の敗北も相次ぐ納得の声「今日は流石に」

6回にキケが反撃の2点適時打、7回はテオが逆転3ラン
【MLB】ドジャース 5ー3 フィリーズ(日本時間5日・フィラデルフィア)
ドジャースは4日(日本時間5日)、フィリーズとの地区シリーズ第1戦に5-3で逆転勝利を飾った。試合後には恒例の「Player of the Game(試合の最優秀選手)」のアンケートが行われ、ポストシーズン初勝利を飾った大谷翔平投手に“3倍差”をつけて殊勲の大砲が選ばれた。
大谷はポストシーズン初登板を迎えた。初回は3者凡退に抑えるも、2回は四球と安打でピンチを招き、リアルミュートに右中間2点三塁打を浴びて先制を許した。さらに犠飛で3失点。しかし3回からは完全に立ち直り、6回89球を投げ、3安打3失点。9奪三振1四球の投球だった。
打線は相手先発のクリストファー・サンチェスに完璧に封じられていたが、6回に2死からチャンスを作ると、“お祭り男”エンリケ・ヘルナンデス内野手が反撃の2点適時二塁打を放った。ここでサンチェスが降板。そして7回だった。
安打と死球で好機を作るも、大谷とムーキー・ベッツ内野手が倒れ、打席には3三振のテオスカー・ヘルナンデス外野手。起死回生の逆転3ランを叩き込み、ベンチの大谷も雄叫びを上げる最高の一発が生まれた。以降はブルペンリレーでどうにか凌ぎ、最後は佐々木朗希投手が締めて敵地でドジャースが先勝した。
球団公式Xは勝利後に毎回行う「Player of the Game」のアンケートを実施。ノミネートされたのが大谷、キケ、テオの3人だった。日本時間午前11時36分に開始され、午後4時過ぎに締め切られた。3万1038票のうち、66.8%の圧倒的支持を得たのがT・ヘルナンデスだった。大谷は22.7%、E・ヘルナンデスは11.7%だった。
テオは2回に緩慢な守備を見せ、試合序盤は批判の声も寄せられたが、文字通り一振りで黙らせた。「今日は流石にテオスカーでしょ」「今日は良くも悪くもテオスカー」「なんだかんだテオ」「ショウヘイと悩むけど……テオかな」とやはり“テオ推し”が多く、「個人的にはローキを推したいけどね」「ベシアに痺れた」と候補者に入らなかったが、8回満塁のピンチを凌いだアレックス・ベシア投手、セーブを挙げた佐々木を推すファンもいた。