エ軍GMは「答えも責任感もない」 2年連続で最下位…番記者が痛烈批判「うんざり」

エンゼルスのマイク・トラウト【写真:ロイター】
エンゼルスのマイク・トラウト【写真:ロイター】

ミナシアンGMが総括会見

 エンゼルスは今季、72勝90敗で2年連続リーグ最下位に沈んだ。ジョー・アデル外野手、ザック・ネト内野手ら若手は台頭しているものの、現メジャーワースト記録を更新する11年連続プレーオフを逃し、オフにはロン・ワシントン監督が解任となった。4日(日本時間5日)、ペリー・ミナシアンGMが今季を総括。自身への責任を追及された。

 ミナシアンGMは会見で、ワシントン監督の契約延長オプション行使しなかったことについて「パフォーマンスの問題だった。「フィールドで十分な実力を示せなかった」と説明した。一方、自身の責任については明言を避けた。米スポーツメディア「ジ・アスレチック」のエンゼルス番サム・ブラム記者は「彼には責任感が全く欠けていた」「答えを持っていなかった」と皮肉を込めて批判した。

 ブラム氏は、自身のX(旧ツイッター)で「エンゼルスのペリー・ミナシアンGMは答えを持っていなかった。それよりも重要なことに、またしても失敗に終わったシーズンの後、彼には責任感が全く欠けていた」と投稿。さらに「10年間の敗北の後、エンゼルスのファンはこの疲れ果てた行為にうんざりしている」と綴り、組織の在り方自体に疑問を投げかけた。

 2020年からGMを務めるミナシアン氏の下で、エンゼルスは一度も77勝以上を挙げたことがなく、通算成績は358勝452敗。チームは今季も72勝90敗と負け越し、メジャー最長となる11年連続でプレーオフ進出を逃した。ブラム記者は「例年通り」と断罪した。

 エンゼルスは次期監督が9シーズンで6人目となる予定で、チーム再建は依然として混迷の最中にある。ブラム氏は「賢明な人なら、問題は監督の座をはるかに超えるものだと理解できるだろう」と記事で指摘しており、球団全体に対する改革の必要性が浮き彫りとなっている。

(Full-Count編集部)

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