大谷翔平の“あり得ない”行動が「最高だった」 見せた献身にSNS称賛「グッときた」

ドジャース・大谷翔平【写真:荒川祐史】
ドジャース・大谷翔平【写真:荒川祐史】

大谷が佐々木の準備のために打席で“時間稼ぎ”

 ドジャースの大谷翔平投手が打席で見せた“行動”にファンの称賛が相次いだ。ドジャースは4日(日本時間5日)、敵地で行われたフィリーズとの地区シリーズ第1戦に5-3で勝利。大谷は9回の打席でバントの構えを見せた。普段は見かけない行動だったが、その理由を知ったファンは「珍しいと思ったけど時間稼ぎだったのね」「グッとくるものがある」と胸を熱くしていた。

 2点リードで迎えた9回。ドジャースブルペンは慌ただしい動きを見せていた。攻撃が1死となったところで佐々木朗希投手が本格的に準備。ウィル・スミス捕手が3球三振となり、2死で打席に立った大谷は、ランナーがいない状態にも関わらず、初球にバントの構えをみせた。その後は打席を外すなどして投手が投げるまでに時間を稼ぎ、最終的には5球目を選び四球で出塁。佐々木に準備の時間を与えた。

 試合後の会見で大谷は「ウィルのアットバット(打席)くらいで朗希が作り始めていたので。監督から時間を稼いでほしいというオーダーが出ていた」と裏側を明かした。続けて「そういう意味ではいいフォアボールだったのかな」と振り返った。

 大谷の行動にファンは「最高だったな」「佐々木さんのためにキッチリ時間作って、最後は四球。素晴らしい」「日本の野球人は基礎ができてる」「能力もとんでもなく高いけど、やっぱり自己犠牲の心も常に持ち合わせてる」「チームプレーに徹したのはさすが」「高校野球見てるみたいだった」とSNSにコメントを寄せていた。

 9回に登板した佐々木は1死から二塁打を許したものの、無失点で切り抜け日米初セーブ。剛腕の力投の裏には、大谷の後輩を思う気持ちがあった。

【実際の動画】「グッときた」大谷翔平がフィリーズ戦で…打席で見せた“動き”に称賛

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