断トツ最下位でも「時代も変わった」 本拠地に広がった異例の景色…最終戦にX驚愕

ファンに手を振るロッテ・吉井理人監督【写真:小池義弘】
ファンに手を振るロッテ・吉井理人監督【写真:小池義弘】

ロッテの今季最終戦は満員だった

 壮観な光景だった。ロッテは5日に本拠地ZOZOマリンスタジアムで行われたソフトバンク戦で今季の最終戦を迎えた。優勝したソフトバンクには31.5ゲーム差の最下位で終えたが、2万9467人の大観衆で満員となったことにX(旧ツイッター)上には驚きの声があがっている。

 最終戦では今季限りで退任する吉井理人監督がセレモニーで挨拶。「ファンのみなさんには本当に嫌な思いをさせて申し訳ありません」と“謝罪”。涙を声を詰まらせていた。

 吉井監督は2023年からロッテを指揮し、就任1年目は2位に入った。昨季も3位で2年連続のAクラス入り。しかし、佐々木朗希投手がドジャースに移籍した今季はシーズン序盤から低迷し、チームは2017年以来8年ぶりの最下位に終わった。56勝84敗3分の勝率は.400だった。

 勝ち星に見放され“断トツ最下位”で不本意のシーズンとなったが、最終戦のスタンドをロッテファンが埋め尽くした。大声援を送り、吉井監督に“別れ”を告げた。

 白のユニホームで染まった観客席の“景色”は壮観。SNS上にはファンから「最終戦満員御礼でグラスラ浴びて敗戦とはいかにも今年のロッテって感じ」「カオス」「最下位チームの最終戦が超満員って時代も変わったよね」「やっぱり観たい」といったコメントが並んでいた。

【実際の様子】断トツ最下位だったのに…本拠地に広がった異例の光景

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