“大谷に勝った”姿はどこへ…絶望の「20-0」 消えた2冠の打棒、指揮官が見た課題

強力打線が自慢のフィリーズが2戦4得点
フィリーズのロブ・トムソン監督が7日(日本時間8日)、ドジャースタジアムで行われる地区シリーズ第3戦の前日会見に出席した。チームは自慢の強力打線が不振で連敗。指揮官は大看板のカイル・シュワーバー外野手、ブライス・ハーパー内野手について言及した。
フィリーズは今季チーム打率.244が30球団中2位、OPS.759は同4位と打線が自慢だ。1番は首位打者のトレイ・ターナー内野手、2番には大谷を超える56発で本塁打&打点2冠のシュワーバー、3番はMVP2回のハーパーが座る。しかし、シュワーバーはレギュラーシーズン終盤から直近20打席で無安打、ハーパーもシリーズ2戦で7打数1安打にとどまっている。
トムソン監督は2人の状態について「相手は彼とハーパーになかなか厳しい投球をしていると思う。それに(シュワーバーとハーパーの)タイミングが少しずれていると思う。(昨日に引き続き)改めて言うが、少し頑張りすぎている。とにかく(焦らずに)スローダウンしないといけない。左中間を心掛けたりね」と“課題”を指摘。スターの復活がなければ、ここからの逆襲は厳しいのは間違いない。
地区シリーズが現行のフォーマットになって以降、敵地での第1・2戦を制したチームが勝ち抜けたのは延べ18ケースのうち16回、実に88.9%の確率で突破している。絶対的ピンチとなったフィリーズは挽回できるだろうか。
(Full-Count編集部)