佐々木朗希の称賛止まず…LAが酔いしれた“2球” 歴史に刻んだ快投「23歳とは思えない」

ドジャース・佐々木朗希【写真:荒川祐史】
ドジャース・佐々木朗希【写真:荒川祐史】

キャリア最初の2セーブをPSで記録した史上初の投手

【MLB】ドジャース 4ー3 フィリーズ(日本時間7日・フィラデルフィア)

 ドジャース・佐々木朗希投手は6日(日本時間7日)、敵地フィリーズとの地区シリーズ第2戦の9回に緊急登板。首位打者トレイ・ターナー内野手を抑え、2球で2試合連続セーブを達成した。チームを救う“守護神”にLAメディアの称賛は止まらない。

 ドジャースは9回、ブレイク・トライネン投手が1死も取れずに2失点KO。リードはわずか1点に縮まった。その後、アレックス・ベシア投手が2死までこぎつけ、佐々木がマウンドに。ターナーを99.3マイル(約159.8キロ)のフォーシームでニゴロに打ち取り、チームの窮地を救った。

 地元メディア「ドジャース・ネーション」のノア・カムラス記者は即座に自身のX(旧ツイッター)を更新。「ロウキ・ササキがドジャースの守護神だ。他に選択肢はない」と断言し、続けて「ルーキーイヤーのロウキ・ササキは、わずか8試合の先発登板にとどまった。しかしその後、キャリアで初めて中継ぎとして起用されることになり、ポストシーズンではここまで圧倒的な投球を見せている」と成績を列挙した上で、「23歳とは思えない信じられないパフォーマンスだ」と最敬礼した。

 一夜明け、ドジャース専門サイト「ドジャー・ブルー」公式Xは佐々木について「ロウキ・ササキは単にドジャースのブルペンを救っただけではない。彼はMLBのポストシーズン史を作り上げた」と称えた。米スポーツメディア「オプタ・スタッツ」によると、1969年にセーブが公式記録となって以降、キャリアで最初の2つのセーブ(レギュラーシーズンまたはポストシーズン)をどちらもポストシーズンで記録したのは佐々木が初のことだった。

 ドジャースにとってかけがえのない存在になった佐々木。ロバーツ監督は7日(同8日)の会見で、セーブ機会での「第1の選択肢」に23歳右腕が挙がると明言した。ヒリヒリする9月、佐々木の活躍から目が離せない。

(Full-Count編集部)

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