“目覚めた”シュワーバー「確信した」 由伸から豪快弾にニヤリ「どこに着地したか分からない」

シュワーバーが1試合2発「良い感触だった」
【MLB】フィリーズ 8ー2 ドジャース(日本時間9日・ロサンゼルス)
どこまでも伸びる打球を見届けた。フィリーズのカイル・シュワーバー外野手が8日(日本時間9日)、敵地で行われたドジャースとの地区シリーズ第3戦に「2番・指名打者」で出場し、4回の第2打席でポストシーズン1号ソロを放った。
4回無死で迎えた第2打席。山本由伸投手の155キロの速球を捉えると打球は右翼席に飛び込んだ。打球速度117.2マイル(約188.6キロ)、飛距離455フィート(約138.7メートル)、角度29度の豪快弾にドジャースタジアムは騒然となった。シュワーバーは「打った瞬間、本塁打だと確信した。どこに着地したかわからない。チームメートを盛り上げたかったから(直後に)ベンチの方を見た。そうしたら、全員がハイタッチをしていた。良い感触だった。でも、どこへ飛んだのかわからなかった。ビデオで確認しろって言われたよ」と笑顔で答えた。
シュワーバーにとって今シリーズ初安打となり「良い気分だった。ヒットを打つことはグレートだ。どんな形でもプレッシャーを与えられればと思った。一発で反撃することができた」と好感触の様子だった。
8回の第4打席にも2号2ランを放ち、1試合2発の大暴れ。5点リードの8回1死一塁の第4打席では、クレイトン・カーショー投手の145キロの直球を右翼席に運んだ。打球速度108.6マイル(約174.8メートル)、飛距離368フィート(約112.2メートル)、角度42度のダメ押し弾でフィリーズ打線を牽引し、これで対戦成績を1勝2敗とした。
「これらは全て明日に繋がる大きなプレーだ。どんな形でもプレッシャーを与えたい。試合を通して、私たちはそれができたように感じる」。9日(同10日)の第4戦に向けて、闘志を燃やしていた。
(Full-Count編集部)