ド軍戦でまさかのミス…24歳右腕は「冷静さを失ってた」 終戦も指揮官が擁護

24歳のカーカリングが最後に失策
【MLB】ドジャース 2ー1 フィリーズ(日本時間10日・ロサンゼルス)
フィリーズは9日(日本時間10日)、敵地・ドジャースとの地区シリーズ第4戦に敗れ、今シーズンが終わった。延長11回に登板したオリオン・カーカリング投手が痛恨のサヨナラ失策を喫した。試合後、ロブ・トムソン監督は「私が伝えたのは、ただ『(励ますために)くよくよするな』ということ」と語った。
まさかの終戦だった。同点の延長11回、2死一、三塁で登板したカーカリングはE・ヘルナンデスに四球を与え、満塁にしたところでパヘスと対戦。バットを折り、投ゴロに抑えたように見えたが、少しファンブル。動揺したのか、一塁送球せずに本塁に投げた。悪送球となり、サヨナラ負けを喫した。
試合後、ベンチでカーカリングはタオルをかけうつむいた。ナインがそれぞれ声をかけていたが、24歳には厳し過ぎる現実だった。
試合後、トムソン監督は「彼は少しだけ冷静さを失っていた。彼には同情する。彼はすべてを背負っていた。我々は、勝つときも負ける時もチームとしてのものだ」と責めなかった。