佐々木朗希に驚きの事実…上には“世界最速の男”のみ 専門家ドン引きの魔球「無理では?」

36球のうち19球でスプリットを投げた
快進撃を続けるドジャースの佐々木朗希投手のスプリットがメジャーを震撼させている。3回無安打無失点に抑えた9日(日本時間10日)のフィリーズ戦では、投球の半分以上をスプリットが占めたが、その変化量と回転数を専門家も大絶賛している。
ドジャースが地区シリーズ突破を決めた同試合では、同点の8回から登板した佐々木。延長10回までの3イニングで36球を投げ、打者9人で1人の走者も許さない完璧な投球を披露した。そのうち19球はスプリットを投げ、スプリットの平均球速は88.1マイル(約141.8キロ)だった。16球はフォーシームで、ほぼ2球種のみでシュワーバーやハーパーらが並ぶ強力打線を抑えた。
スプリットは回転数が少ない方が落差が大きくなるが、米データサイト「ベースボール・サーバント」によると、同試合に佐々木が投げたスプリットで最少の回転数は427。この数字について「ピッチング・ニンジャ」の愛称で知られる投球分析家のロブ・フリードマン氏はSNSで「2008年から測定を始めて以来、この速さでこれより低い回転数のスプリットまたはフォークボールを投げた投手は、アロルディス・チャップマンただ1人です」と指摘。“世界最速の男”に匹敵するものだと強調した。
さらにフリードマン氏は、フォーシームとスプリットを投げる佐々木の2球種を重ねた動画を公開。途中までほぼ同じ軌道だが、スプリットの方はワンバウンドするほど大きく落ちていた。この動画にSNSでは「これは打てない」「まじでエグいわ」「落差がハンパない」「球の途中までは同じ軌道で、160キロのストレートか143キロのスプリットを見極めるのは不可能。球種を絞らないと無理では?」「この高さから余裕でバウンドするレベルっておかしいだろ落ち方」「こんなん新大魔神佐々木やん」「これをどうやって打つんだ?」などの声が上がっている。