新庄剛志監督がまさかの“清宮イジり” CS前に思わぬ口撃!?「あまり飛ばないように」

日本ハムとオリックスがファイナルステージ進出を目指し激突
11日から始まった「2025 パーソル クライマックスシリーズ パ」ファーストステージの前日、エスコンフィールドで記者会見が行われた。日本ハムは新庄剛志監督と清宮幸太郎内野手、オリックスは岸田護監督と若月健矢捕手が登壇し意気込みを語った。
「チャレンジャーですので、みんなに思う存分暴れてほしいと思っています」
そう話したのは、就任1年目でポストシーズン進出を果たした3位・オリックスの岸田監督だ。今季、日本ハムとは12勝12敗1分の五分だったが、「なんとか食らいついた印象」と対戦を振り返る。ファーストステージでも「こちらは胸を借りるつもりで、思い切ってぶつかっていきたいと思います」と健闘を誓った。
2021年からのパ・リーグ3連覇を経験した若月も「下から上がってくるチームの怖さは十分感じていましたので、今度は(3位の自分たちが)イケイケでいきたい」とチャレンジャー精神で臨む。
対する日本ハムは2年連続でCS進出。新庄監督は「3連覇しているオリックスさんの方が経験値はある」と話しながらも、「エスコンフィールドの応援のおかげで選手たちはものすごいパワーを出してくれるので、この4年間で成長した選手たちに任せたい」と、本拠地のファンの声援に期待を寄せた。
日本ハムは昨年、ファーストステージ初戦を落とすも、第2戦から連勝しファイナルステージへ駒を進めた。しかし、王者・ソフトバンクに0勝4敗(アドバンテージを含む)で敗退。清宮は昨年の悔しさを滲ませつつも「オリックスさんとは厳しい戦いをしてきたので、先を見据えることができないというか。一戦必勝でやっていくしかないと思っています」と、まずは目の前の戦いに集中する。
会見では「(オリックスの攻撃で)ファーストゴロがあまり飛ばないようにしてもらえたらうれしい」と新庄監督が話すと岸田監督も「(好調の打撃陣は)今日しっかり調整して、ファーストゴロを打つ練習もしていきたいと思います」とニヤリ。若月も「伊藤投手からは打てていないので、一塁側へのプッシュバントでいきたいと思います」と、一塁を守る清宮が“口撃”されるなど、前日会見から盛り上がりを見せた。
今季の日本ハムは、オリックス戦のチーム打率は.266。一方のオリックスも、日本ハム戦のチーム打率は.261と高い数字を残している。新庄監督と岸田監督が「点の取り合いができたらファンのみなさんも楽しいと思う」と口をそろえて言ったように、打撃戦が展開されるか。今年もCSの熱戦に注目が集まる。
(「パ・リーグ インサイト」編集部)
(記事提供:パ・リーグ インサイト)