打席で体感した山本由伸が打てない理由 元MVPも脱帽…崩された打撃、一線画する“遅さ”

イエリッチは2018年にMVP受賞
【MLB】ドジャース 5ー1 ブルワーズ(日本時間15日・ミルウォーキー)
ドジャースの山本由伸投手は14日(日本時間15日)、敵地でブルワーズとのナ・リーグ優勝決定シリーズ第2戦で先発し9回3安打、1失点の完投勝利を挙げた。ブルワーズの「4番・指名打者」で出場した、2018年ナ・リーグMVPのクリスチャン・イエリッチ外野手も脱帽するしかなった。
MLB公式サイトのアダム・マカルビー記者が試合後の囲み取材の様子を伝えた。イエリッチは、山本の前に4打数無安打、1三振と沈黙。試合後には「(先頭打者本塁打で)試合の始まりは素晴らしかったけど、そこから彼は落ち着きを見せた」と山本の修正力に言及した。
特にスプリットに対しては「とにかく変化し始めるが遅い。彼はただただ、配球の組み立てがうまかった。僕ら全員のバランスを崩していた。驚くべきものだね」と評価。その球質と組み立ての巧みさを称えた。
試合中、自身にスプリットを連投する場面もあった。「いい球だし、投げるのはわかっていたから、驚いたとは言えないかな」と語りつつも、「彼は打席ごとにアプローチを変えていた。彼が素晴らしい投手だということには理由がある。彼を称賛するしかないね」。好投に納得した様子だった。
イエリッチは2018年にMVPを受賞。同年から2年連続で首位打者に輝くなど、リーグを代表する強打者として知られている。
(Full-Count編集部)