阪神、完封勝ちで対戦成績2勝0敗に 6回集中打で東KO…森下V打に甲子園大熱狂

6回から2番手で1回2/3を無失点の及川が勝利投手
■阪神 2ー0 DeNA(15日・甲子園)
阪神は15日、甲子園で行われたDeNAとのクライマックスシリーズ(CS)ファイナルステージ第1戦に2-0で勝利し、アドバンテージを含めた対戦成績を2勝0敗とした。レギュラーシーズンで13ゲーム差をつけ独走Vを決めた強さを、短期決戦でも見せつけた。
試合間隔が空いても、隙のない野球は健在だった。両軍無得点で迎えた6回、先頭の近本が遊撃内野安打で出塁すると、2番の中野が初球で犠打成功。続く森下の初球、近本が完璧なスタートを切って三盗に成功すると、森下がシュートを中前に弾き返して先制点をもぎ取った。さらに2死一、三塁からは途中出場の小野寺が値千金の右前適時打を放ち、東をマウンドから引きずり下ろした。
東と14勝で最多勝のタイトルを分け合った先発の村上は、5回まで103球を要する苦しい投球だった。2回以外は毎イニング先頭打者の出塁を許しながらも本塁は踏ませず、何とか無失点でバトンを繋いだ。
6回からは及川が登板し、1回2/3を無失点で勝利投手に。その後も石井ら盤石の救援陣がリードを守った。これで対戦成績は2勝0敗。満員の本拠地は割れんばかりの大歓声に包まれた。
(Full-Count編集部)