マスク越しに見た佐々木朗希の“復活劇” スミスが絶賛した魔球「本当にえげつない」

PS6登板で3セーブ&防御率1.29&WHIP0.57
【MLB】ドジャース 3ー1 ブルワーズ(日本時間17日・ロサンゼルス)
ドジャース・佐々木朗希投手は16日(日本時間17日)、本拠地で行われたブルワーズとのリーグ優勝決定シリーズ第3戦に9回から救援登板。1回無安打無失点で今ポストシーズン3セーブ目を挙げた。バッテリーを組んだウィル・スミス捕手は、第1戦からの“変化”に驚いたようだ。
佐々木は2点リードの9回からマウンドへ。先頭のボーンに初球から99.7マイル(約160.5キロ)を計測するなど、剛速球が唸りを上げた。その後ベッツの好守備で1死を奪うと、続く打者を遊飛、最後はダービンを空振り三振で切り抜けた。最速は99.8マイル(約160.6キロ)だった。
ワイルドカードシリーズ、地区シリーズでは5回1/3を投げて許した走者は1人と絶対的な投球を見せていたが、リーグ優勝決定シリーズ第1戦は2/3回を投げて1安打2四球で1失点とまさかの乱調。スピードもあまり出ていなかった。しかし、見事に不安を払拭する投球。果たして佐々木に何があったのだろうか。
「今晩はグレートな投球だったと思う。(前回登板と比べて)制球がよくなった。(ストライク)先行で、相手にプレッシャーをかけていた」とスミスはコントロールの改善に手応えを得たようだ。前回落ちていた球速についても「本当に素晴らしく思えたね。いい球だった。球速も出ていた。ストライクを投げていたね」と称え、「スプリットは本当にえげつなかった。いい感じだったね」と“魔球”を大絶賛した。