佐々木朗希が生む“贅沢すぎる”問題 LAメディアも気になる二択…「ド軍のリベラ」との声も

佐々木は先発に戻るべきか…それとも守護神になるべきか
悩ましい問題に直面している。ドジャース・佐々木朗希投手は今季メジャー1年目を迎え、先発としてはなかなか結果を残せなかったが、ポストシーズンに入ってから守護神を務めるなど、一気に存在感を高めている。ドジャース専門メディアは佐々木の今後を、先発として、それとも救援として起用すべきかとファンに投げかけた。
20球団に及ぶ大争奪戦の末にメジャーに渡った佐々木。MLB.comなど米主要媒体の有望株ランキングでは軒並み全体1位に選ばれるなど、高い期待を受けていた。東京シリーズの開幕2試合目でデビューしたものの、3月29日(日本時間30日)のタイガース戦では1回2/3を3安打4四球2失点KO。ベンチで涙をこらえるような場面も映し出された。
初勝利は7先発目となった5月3日(同4日)のブレーブス戦だった。しかし、その後に右肩インピジメント症候群を発症して戦線離脱。8月になってマイナーで実戦復帰し、チームのブルペンが不振とあって9月24日(同25日)の再登録後は救援に活躍の場を移した。その後の活躍は文字通り目覚ましい。
レギュラーシーズン2登板は無失点。ポストシーズンでも16日(同17日)のリーグ優勝決定シリーズで3セーブ目を挙げ、6登板で防御率1.29の好成績を残している。地元メディア「ドジャース・ネーション」はこの日、公式X(旧ツイッター)を更新。「ロウキ・ササキは、このポストシーズンでドジャースの重要なブルペンのピースとして頭角を現している。だが、チームは残りの契約期間で、彼を先発投手として育てることを重視すべきなのか? そして実際にそうするのか?」とし、佐々木の“選択”に注目した。
先発として期待する声が多数派だったが、「ササキはドジャースのマリアノ・リベラになる」「先発でシーズンは投げてプレーオフではブルペンに」との声も寄せられた。リーグ優勝決定シリーズ第1戦前、米スポーツ局「MLBネットワーク」のインタビューに登場したブランドン・ゴームズGMは、佐々木を「来年は先発に戻す」と明言している。果たして言葉通り先発ローテーションに加わるのか。来季の起用法も注目される。
(Full-Count編集部)