視界から突如“消失”…佐々木朗希の2球に米識者が脱帽 100cmもの急落「とんでもない」

ダービンに投じたスプリットが話題
【MLB】ドジャース 3ー1 ブルワーズ(日本時間17日・ロサンゼルス)
ドジャース・佐々木朗希投手は16日(日本時間17日)、本拠地で行われたブルワーズとのリーグ優勝決定シリーズ第3戦に9回から救援登板。1回無安打無失点でセーブを挙げた。米識者は最後に投じられた2球に脱帽した。
佐々木は2点リードの9回からマウンドへ。先頭のボーンに初球から99.7マイル(約160.5キロ)を計測した。三遊間のゴロを遊撃手ベッツが捌き、華麗なジャンピングスローで1アウト目を記録した。続くフリリックは遊飛、最後はダービンをスプリットで空振り三振に仕留めて試合を締めた。
「ピッチング・ニンジャ」の愛称で知られる投球分析家のロブ・フリードマン氏は試合直後に自身のX(旧ツイッター)を更新。「ロウキ・ササキが2球連続でとんでもないフォークを投げた!」とし、ダービンへの2球に注目した。
カウント1-1からの3球目、佐々木は内角へスプリットを投じた。強烈な変化で打者の目線の高さからストライクゾーンのギリギリに収まって2ストライク目。その次は同じような軌道からもう1球分低い位置に変化し、ダービンのバットが空を切った。MLB公式の「ベースボール・サバント」によると、落下幅は39インチ(99センチ)→40インチ(約101.6センチ)だった。
約100センチもの強烈な変化をしながら球速は140キロ前後を計測。佐々木の操る“魔球”は、メジャーリーガーでも簡単には対応できないということだろう。