佐々木朗希と広がる差…出場できない“至宝”に韓国落胆 痛感した現実「ベンチ要員」

ドジャースのキム・ヘソン(左)と佐々木朗希【写真:ロイター、荒川祐史】
ドジャースのキム・ヘソン(左)と佐々木朗希【写真:ロイター、荒川祐史】

シーズン序盤と終盤…立場の変わった2人「佐々木はクローザーとして降臨」

 ドジャースがワールドシリーズ進出を決めた裏で、出場機会が激減しているのがキム・ヘソン内野手だ。シーズン終盤に怪我から復帰するもバッティングに苦戦。ポストシーズンのロースターには入ったものの出場は代走1試合のみ。韓国メディアは活躍する佐々木朗希投手と比較している。

 最大5年2250万ドル(約33億9000万円)の契約でドジャース入りしたキムは、打撃を課題として開幕はマイナースタートとなったが、トミー・エドマン内野手の故障もあって5月3日(同4日)にメジャー昇格を果たした。代走からアピールすると、バットでも打率3割超えの好成績をマーク。エドマンが復帰しても降格することはなかった。

 その後も下位打線で大谷に繋ぐ存在として奮闘。しかし、左肩を負傷して離脱。9月に復帰したが、その後は23打数3安打、打率.130と苦戦した。プレーオフでは1試合に代走で出場したのみで、ベンチを温める日々が続いている。

 一方、650万ドル(9億8000万円)の契約金で加入し、シーズン序盤苦戦していた佐々木がシーズン終盤から大活躍。韓国メディア「OSEN」は「同じ新人なのか? 312億ウォンのヘソンはベンチ要員、92億ウォンの佐々木はクローザーとして降臨」と2人の明暗を伝えた。

「レギュラーシーズンではキムの方が存在感を示したが、ポストシーズンに入ると佐々木が圧倒的な実力を見せている。キムはロースター入りしているだけでありがたいレベルの存在感に留まっている」「ロースターには残っているものの、実質的にはベンチウォーマーの状態だ」と伝えた。

 ワールドシリーズ進出が決まると、シャンパンファイトではチームメートと笑顔を見せていたキム。頂点を決めるワールドシリーズで出番は回って来るだろうか。

(Full-Count編集部)

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