ロッカーにこだました“涙の絶叫” 選手が固まった瞬間…イチロー愛弟子が爆発させた感情

マリナーズ終戦でロドリゲスはクラブハウスで絶叫
【MLB】Bジェイズ 4ー3 マリナーズ(日本時間21日・トロント)
クラブハウスに“悲痛の叫び”がこだました。マリナーズは20日(日本時間21日)、敵地でブルージェイズとのリーグ優勝決定シリーズ第7戦に逆転負けを喫し、あと1勝で球団史上初めてとなるワールドシリーズ進出を逃した。試合後のクラブハウスで悔しさをあらわにしたのはフリオ・ロドリゲス外野手だった。
試合後、右腕ブライアン・ウー投手が報道陣の対応をしていた時だった。突如、叫び声をマイクが拾った。ウーも思わず言葉を止め、声の方向を向いた。その後、地元放送局「FOX13 シアトル」でディレクターを務めるアダム・レビーン氏が絶叫の主がロドリゲスだったことを伝えた。
この日、ロドリゲスは初回に二塁打を放ち、3回には勝ち越しのソロを叩き込んだ。しかし、チームは2点リードの7回にスプリンガーに逆転3ランを被弾。最後はロドリゲスが空振り三振に仕留められ終戦した。1977年の球団創設以来、メジャー30球団で唯一ワールドシリーズ進出がない。3勝2敗で王手をかけてから2連敗。悲願とはならなかった。
レビーン氏は「メディアに対してとても丁寧な振る舞いをした後のフリオ(・ロドリゲス)だ。でもこれが偽りのない感情であり、色付けされていないものだ。彼を責める感情は全くでてこない」と呟いた。今プレーオフで打率.208と苦しんだ主砲が悲痛の雄叫びを上げていた。
(Full-Count編集部)