外れの外れ1位でも1年目から躍動 2位は球宴出場の大活躍…ドラフトから1年の現在地

西武・渡部聖弥【写真:小林靖】
西武・渡部聖弥【写真:小林靖】

渡部聖弥は109試合に出場、齋藤大翔も1軍初安打

 23日に開催された「2025 プロ野球ドラフト会議 supported by リポビタンD」。昨年ドラフト会議で指名された選手たちは、プロ1年目となった今シーズンどのような結果を残したのか。球団新人では2017年以来となる規定打席に到達した渡部聖弥外野手ら、1軍デビューを果たした西武のルーキーを振り返る。

 ドラフト2位の渡部は開幕1軍スタート。開幕戦で「5番・左翼手」としてスタメン出場を果たし、いきなり3打数2安打をマークすると、ここから球団の新人記録となる6試合連続安打を記録。鮮烈なデビューを飾った。

 以降は、怪我の影響で2軍調整の時期こそあったものの、6月末の一軍復帰以降、再び主力として打線をけん引。1年目ながら、ファン投票と選手間投票で選出され、「マイナビオールスターゲーム2025」の出場も果たした。結果的には109試合で打率.259、12本塁打の好成績を残した。球団新人では2017年の源田壮亮内野手以来、10人目の規定打席に到達している。

 育成2位で入団した佐藤太陽内野手は、シーズン序盤からファームで存在感を放ち、74試合で打率.285の成績。フレッシュオールスターへの出場も果たすと、7月25日に支配下登録を勝ち取った。以降は1軍13試合に出場し、8月5日の日本ハム戦ではプロ初安打をマーク。また、10月3日の楽天戦では3安打3打点の活躍を見せるなど、良い形でルーキーイヤーを締めくくった。

 ドラフト1位で入団した齋藤大翔内野手は、怪我で出遅れたものの、ファームで30試合に出場し、打率.290と好成績を記録。9月28日のソフトバンク戦では1軍初出場を果たすと、10月2日のオリックス戦では待望のプロ初安打をマークした。

 ドラフト5位・篠原響投手は9月7日のロッテ戦で1軍デビューを果たしている。4回2/3を89球7安打3四死球5奪三振4失点でほろ苦い1軍デビューとなったが、ファームでは16試合に登板し、8勝5敗、防御率2.20とポテンシャルの高さを発揮した。来季はプロ初勝利を手にできるか、期待したい。

(「パ・リーグ インサイト」編集部)

(記事提供:パ・リーグ インサイト

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