5/6が1軍デビュー…ドラ4は初HRが先頭打者弾 9戦連続無失点も、新人が示した存在感

オリ麦谷は開幕戦に代走でプロ初出場、サヨナラのホームを踏む
23日に開催された「2025 プロ野球ドラフト会議 supported by リポビタンD」。昨年ドラフト会議で指名された選手たちは、プロ1年目となった今シーズンどのような結果を残したのか。ドラフト1位・麦谷祐介外野手や社会人チームから入団した4位・山中稜真捕手、6位・片山楽生投手ら、今季1軍デビューを飾ったオリックスのルーキーを振り返る。
史上最多タイとなる同一チームから6選手がドラフト指名を受けた富士大。同大学からドラフト1位でオリックスに入団した麦谷は、新人ながら開幕を1軍で迎える。3月28日に行われた楽天との開幕戦では、同点で迎えた9回1死一塁で代走としてプロ初出場。若月健矢捕手の適時二塁打でサヨナラのホームを踏んだ。5試合目となる4月3日のロッテ戦では「9番・中堅手」としてプロ初スタメンを飾ると、第3打席にプロ初安打初打点となる適時三塁打を放ち勝利に貢献。同29日には、12球団新人選手で初となるサヨナラ打を記録した。
8月26日には1点ビハインドの延長10回、同点となるプロ初本塁打もマーク。印象的な一打が目立った。6月中旬から7月末にかけて怪我の影響で離脱したが、79試合に出場するなどシーズンの大半を1軍で過ごし、チームトップとなる12盗塁を記録。走・攻・守でアピールを続け、来季は定位置獲得となるか。
日本体育大で3年春、リーグ戦MVPに輝きドラフト2位指名を受けた寺西成騎投手。5月15日の日本ハム戦でプロ初登板初先発を果たし、3回46球2安打2四球1奪三振無失点でデビュー戦を飾った。その後は、6月13日の巨人戦でプロ初勝利を挙げると、7月31日の西武戦で自己最長6回を2失点にまとめ2勝目。10月以降は3試合で中継ぎを経験。シーズン最終戦となった5日の楽天戦ではプロ初ホールドをマークした。高卒ドラ3・山口廉王投手はファームで9試合に登板し、2勝2敗、35イニングで防御率2.83の成績を残した。10月1日に1軍初昇格を勝ち取り、シーズン最終戦でプロ初登板初先発。1イニングを無安打無失点に抑えデビュー戦を終えた。
2年連続で社会人3選手を指名したオリックス。即戦力として期待される中、ドラフト4位の山中は、オープン戦9試合で打率.313(16打数5安打)の成績を残し、麦谷と共に開幕から1軍メンバー入りした。プロ初出場は4月5日の日本ハム戦。初スタメンに抜てきされると、第2打席にプロ初安打となる二塁打をマークする。続く第3打席には2点適時打を放つなど、2安打2打点と結果を残した。同17日には初回先頭打者弾となるプロ初本塁打も生まれている。
ドラフト6位の片山は、プロ初登板となった4月16日の西武戦で2イニングを投げ1失点。それでもファームでの調整を経て、6月18日以降は9試合連続無失点を記録。8月1日の日本ハム戦でプロ初勝利、シーズン最終戦ではプロ初セーブもマークするなど、21試合で計30イニングを投げ、防御率2.10と存在感を示した。
(「パ・リーグ インサイト」編集部)
(記事提供:パ・リーグ インサイト)