広島入団→3年で2度の戦力外…24歳が現役引退を決断　NPB復帰は叶わずも「本当に感謝」

元広島の行木が現役引退を報告

　独立リーグの北九州下関フェニックスは20日、元広島の行木俊投手が現役を引退することを発表した。23日、行木が自身のインスタグラムを更新。「僕1人の力だけではなく携わっていただいた皆さんのおかげで長い野球人生を送れました」と感謝した。

　行木は独立・四国アイランドリーグplusの徳島インディゴソックスから2020年ドラフト5位で広島へ入団した。徳島時代は、“練習生”扱いのため無給だった。練習をしながら、アルバイトを4〜5個掛け持ちして、生活費を稼ぐ厳しい日々を経て、NPBの舞台に足を踏み入れた。

　しかし、広島では度重なる怪我にも苦しみ、1年目のオフに戦力外通告となり育成再契約。3年目の今季はウエスタン・リーグで2勝1敗、防御率3.32の成績を収めていたが、支配下登録は叶わず、戦力外となった。2024年は北九州広島フェニックス入り。NPB復帰を目指したが、引退を決断した。

　行木は「野球をするにあたり本当に色々な出会い、ご縁、応援、サポートがあり僕はここまで野球をする事ができました」と感謝。「これからの人生も出会い、ご縁を大切にし感謝を忘れず楽しい人生を送っていきたいと思います。今後とも宜しくお願いします」と綴った。

（Full-Count編集部）