広島、CS進出厳しく 3試合連続完封負け…緒方監督「選手は全力で戦った」

3試合連続完封負けで3位阪神に3・5差、「姿勢は見せてくれたが、こういう結果に」

 広島は25日、マツダスタジアムで行われた阪神戦に0-3で敗れた。3試合連続完封負けで4連敗となったチームは、クライマックスシリーズ(CS)進出が絶望的な状況となった。

 今季4敗を喫している天敵・能見の前に7回まで散発の4安打。三塁まで走者を進めた5回と7回にいずれも凡退した丸は、報道陣の質問を遮るように足早にロッカールームに消えた。

 1番から4番までノーヒットで、出塁は四球を選んだ菊池の1打席だけ。連打が出ない状況は、得点の雰囲気すら感じられなかった。5回には2死一塁の場面で、代打の切り札の小窪を起用。ヒットを打ったが、続く丸が見逃し三振に倒れて得点にはつながらなかった。

「開幕前にチームがかかげた大きな目標の可能性がなくなった次の試合。優勝がなくなっても、Aクラスを目指して目標を失った姿を見せないように、選手も全力で戦った。その姿勢は見せてくれたが、こういう結果になってしまった」

 深刻な打線の状態に、緒方監督も落胆を隠せない様子だった。

 3位阪神との直接対決はまだ3試合残っているが、この日の敗戦でその差は3.5ゲーム差に。「ファンの人たちのためにも、気持ちは変わらず戦っていくだけです」という指揮官の言葉に力はなかった。

【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

RECOMMEND

KEYWORD

CATEGORY