「不思議な力を見た感覚」美女チアが忘れぬ日 大切にする「愛・謙虚・感謝」

ハニーズのMIHANEさん【写真:球団提供】
ハニーズのMIHANEさん【写真:球団提供】

「ハニーズ」のMIHANEさん「どんな職業にも変えられない喜び」

 パ・リーグ6球団のチアチーム、パフォーマンスチームの2026年度の新メンバー募集が続々と開始する今、パ・リーグインサイトでは各球団のパフォーマーとして活躍するメンバーにインタビュー。 オーディションを経て、メンバーの一員となった先にはどんな景色が待っているのか。また活動を通して芽生えた想いとは。 今回は、ソフトバンクホークスのオフィシャルダンス&パフォーマンスチーム「ハニーズ」のMIHANEさんが登場。プロ野球チアパフォーマーとして初めて活動した1年で最も心が動いたこと、仕事の醍醐味だと感じていることなどを聞いた。

 2026年で結成33年目を迎える「ハニーズ」は、福岡ドーム(現みずほPayPayドーム福岡)開業の1993年に結成。球場でのダンスパフォーマンスのほか、イベント・TV出演などでの球団PR活動、多様なファンサービスを通して、ホークスとファンの絆を結ぶ存在を目指し活動している。2025年度は本拠地福岡に加え、東京、さらに球団初の海外開催となった台北でもオーディションを開催し、3人の台北出身メンバーが加入し話題を呼んだ。

 福岡県出身のMIHANEさんは、小さい頃から続けていたダンスに関わる仕事がしたいと思っていたさなか、球場で踊るハニーズを見て「私も自分のパフォーマンスでお客さんを盛り上げてホークスを応援したい!」と思ったと話す。 「祖父が勧めてくれたことも大きな後押しとなり、オーディションを受験しました。1次審査の合格通知が届いた日は、奇しくも祖父のお通夜の日。そこからさらに強い覚悟をもってハニーズとして活動していきたいという気持ちになったことを覚えています」 。

 オーディションでは得意のダンスで存在感を放ち「伸びしろ十分、ハニーズを引っ張る存在へと成長することを予感させます」と審査員に言わしめメンバー入りを果たしたMIHANEさん。実際に活動が始まると、球場での活動以外に、日本一のダンススタジオを決定する「SD.LEAGUE」やオールナイト音楽フェス「MUSIC CIRCUS FUKUOKA」にハニーズ選抜メンバーとして出演するなど活躍した。

仕事の醍醐味は「野球観戦の思い出にプラスして勇気やパワーを」

 新メンバーとしてたくさんの新たなことに挑戦していった中で「1番心が動いたこと」について聞くと「ハニーズとして初めての“サヨナラ勝ち”に立ち会った日のことです」とMIHANEさん。「最後まで諦めずに応援し続けるファンの皆さんの熱気と球場全体の雰囲気にとても心を動かされました。ホークスを信じる気持ちがひとつになれば、大きな力となり結果につながるということを生で目の当たりにして、不思議な力を見たような感覚でした」と振り返った。

 現在、ハニーズは2026年度新メンバーオーディションのエントリーを受付中。「プロ野球チアパフォーマー」を職業とするMIHANEさんは、活動する上で大切にしていることについて「関わってくださる全ての方々に『愛・謙虚・感謝』を忘れないこと、自分のスタイルをしっかり持つことです! メンバーがいないと私一人だけではグラウンドには立つことはできないし、ホークスを愛するファンの皆さまや、多くの関係者の方々がいてこそのパフォーマンスチームだということを忘れずにいようと思っています。そしてハニーズの一員でありながらも、自分のなかで好きなダンススタイルはブレずに持ち続けたいという思いを大切にしています」 と話す。

 仕事の醍醐味だと感じていることについては「お客さま一人ひとりの野球観戦という思い出にプラスして、勇気やパワーを届けられるこのお仕事は、パフォーマーとしてとても幸せなことだと感じています。『リーグ優勝、日本一!』というひとつの目標に向かうホークスを、ファンの皆さまと応援していく一体感はどんな職業にも変えられない喜びであり、得られない経験だと思います」と口にした。自身のダンススキルを生かし、ハニーズとして活動してみたい方はホークスパフォーマンスチーム2026年度メンバーオーディションにぜひチャレンジを。

(「パ・リーグ インサイト」編集部)

(記事提供:パ・リーグ インサイト

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