山本由伸「気持ちが入りました」 105球の熱投、24年ぶりの快記録「今日は絶対に勝たないと」

9回105球、8奪三振、4安打1失点
【MLB】ドジャース 5ー1 Bジェイズ(日本時間26日・トロント)
ドジャースの山本由伸投手は25日(日本時間26日)、敵地で行われたブルージェイズとのワールドシリーズ第2戦に先発登板し、9回1失点で完投勝利をマークした。ポストシーズンでは2試合連続での完投勝利となり、試合後の報道陣の取材に「今日は絶対に勝たないといけないなと、気持ちが入りました。それがいい結果につながったと思います」と語った。チームもシリーズの成績を1勝1敗のタイに戻した。
3回に中犠飛を許して同点に追いつかれるなど、序盤は毎回のように走者を背負った。「先頭のデッドボールからの失点だったのですごく悔しかったですけど、まだ同点だったんで、そこもうまく切り替えて投げ続けました」といい、尻上がりに調子を上げていった。
4回以降は走者を許さず、9回105球、8奪三振、4安打1失点の見事な投球を披露。5回終了時点では「まだ9回までというのは意識してなかった」という。「最後までいけると思いませんでしたけれど、しっかり1イニングずつ投げていけたので、結果につながったと思います」と振り返った。好調だったスプリットについては「試合前のブルペンからスプリットはすごく落ちてました」と語った。
前回登板した14日(同15日)のブルワーズとのリーグ優勝決定シリーズに続き、2試合連続完投勝利。自身ではオリックス在籍時の2021年8月以来の2試合連続完投勝利だった。同一ポストシーズン2完投は2014年のマディソン・バムガーナー(ジャイアンツ)以来で、2試合連続でポストシーズン完投勝利は、2001年のカート・シリング以来の記録となった。
また、ドジャースの投手によるポストシーズンでの2試合連続完投は、1988年のオーレル・ハーシュハイザー以来だった。これらの快挙については「チームの戦力になれたっていう実感がするので、そこがすごく嬉しいです」と笑顔を見せた。
(Full-Count編集部)