野茂英雄氏、WS始球式はトルネード披露せず 捕手・山本由伸へ一投…ド軍本拠地大歓声

メジャー通算123勝109敗、1918奪三振、2度のノーノー達成
【MLB】ドジャース ー Bジェイズ(日本時間28日・ロサンゼルス)
ドジャース-ブルージェイズのワールドシリーズ第3戦が27日(日本時間28日)にドジャースタジアムで行われ、野茂英雄氏が始球式を務めた。背番号16のドジャースユニホームで登場。捕手役の山本由伸投手に対し、トルネード投法は披露しなかったが、オーバースローでの一投にかつての本拠地は大歓声に包まれた。投球後には山本とガッチリ握手し、デーブ・ロバーツ監督とハグを交わした。
1995年にドジャース入りした野茂氏は、トルネード投法で旋風を巻き起こした。1年目から13勝6敗、防御率2.54、236奪三振で最多奪三振のタイトルを獲得する活躍でアジア人初の新人王に輝いた。ドジャースでは計7年間在籍し、81勝66敗、防御率3.74をマークした。
メジャーでは2度のノーヒットノーランを達成するなど通算123勝109敗、1918奪三振を誇り、日本人メジャーリーガーのパイオニアとなった。現在はパドレスでアドバイザーを務めている。