朗希の要望に「お金は掛かりました」 明かしたやり取り…ド軍CEOが語った入団の“決め手”

ドジャース・佐々木朗希【写真:荒川祐史】
ドジャース・佐々木朗希【写真:荒川祐史】

入団前の交渉での要望が反映された

 佐々木朗希投手がドジャース入団の決め手の1つとなったとも言われている本拠地クラブハウスのウォシュレット付きの“日本式”トイレ。スポーツビジネス専門の米メディア「スポーティコ」のポッドキャスト番組に出演したドジャースのスタン・カステンCEOが、その導入への経緯を語った。

 昨オフにドジャースタジアムのクラブハウスが改修された際に、ウォシュレット付きの暖房便座トイレが設置された。カステンCEOは同番組で、佐々木と契約の話をしていた際にクラブハウスに話題が及び、佐々木から「日本式のトイレはありますか?」と質問がでたことを明かした。

 カステンCEOらが「ええと、Noだね。それは重要なことなのかい?」と聞き返すと、佐々木は「はい」と答えたという。さらに「それが欲しいのかい?」という問いにも「ええと、はい」との回答が返ってきたことを明かした。カステンCEOは「いくらかお金は掛かりましたけど、いずれにせよ正しいことをしたと思っています。それが我々の運営スタイルだということを表しています。我々は(チームとしての)意見を取り入れます」と強調した。

 クラブハウスの改修は、3月に行われた東京シリーズから帰国後に完了。ウォシュレット付きのトイレは米国ではそこまで広く普及しているわけではないが、ドジャースの球団運営における柔軟で素早い意思決定が生きた逸話だった。

(Full-Count編集部)

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