トライネン「今日はいい球を投げられた」 痛恨失点も手応え…悔やんだ“唯一のミス”

0/3回で打者3人に被安打2
【MLB】Bジェイズ 6ー2 ドジャース(日本時間29日・ロサンゼルス)
ドジャースは28日(日本時間29日)、ブルージェイズとのワールドシリーズ(WS)第4戦に2-6失点で完敗。先発した大谷翔平投手の降板後、3番手で乱調だったブレイク・トライネン投手は「最大の失敗はビシェットに投じたスライダーだ」と悔しさをにじませた。
大谷は1点リードの3回にゲレーロJr.に逆転2ランを被弾。その後は3イニング無失点で7回のマウンドに上がった。しかしバーショに右前打、クレメントには左中間フェンス直撃の二塁打を打たれ、二、三塁のピンチを招いたところで降板となった。
その後は2番手のバンダがヒメネスに適時打を浴び、1死からフランスの内野ゴロの間に2点目を失った。2死一、二塁で3番手としてトライネンがマウンドに上がったが、ビシェット、バーガーに連続適時打を浴び、点差は5点に広がった。自身の自責点はゼロだったが、勝負を決定づける痛い内容だった。
試合後には「この2日間最大の失敗はビシェットに投じたスライダーだ。昨日はブラディー(ゲレーロJr.)に対してカットボールを投じたが、ストライクゾーンから6、7インチ外れてしまい、ビシェットに対しても外角に投じたボール球の速球を逆方向に上手く打たれた」とビシェットに打たれた2球目を悔やんだ。一方で「今日はいい球を投げられていたと思う。バージャーに対してシンカーを投じたけど、(野手の間を)抜けていってしまった。でも、ビシェットにやられた」とも語った。
前日27日(同28日)の6時間39分の死闘から自身も連投となった。「私たちはプロだし、休養をとる時間は十分にあった」と言及。「最も大変だったのは昨日18イニングプレーしたあと、登板したショウヘイだった。驚異的な投球だった。なので、今日勝てなかったことは残念だった。もっといい戦いができたらよかった」と、力投した大谷を支えられなかったことを悔やんだ。
トライネンはレギュラーシーズン終盤でも9月だけで5敗を喫する苦しい投球が続いたが、ポストシーズンでも直近3試合で計1回を投げて6安打と打ち込まれている。ドジャースは対戦成績は2勝2敗のタイに。優勝決定は最速でも敵地に移る第6戦以降となった。
(Full-Count編集部)