Bジェイズ主砲にド軍入りの可能性 250億円規模も…マンシー後任へ、元GMが指摘

Bジェイズのボー・ビシェット【写真:ロイター】
Bジェイズのボー・ビシェット【写真:ロイター】

FAランキング全体5位のビシェット…今季は打率リーグ2位

 ドジャースは2年連続でのワールドシリーズの舞台に進出している。ブルージェイズとの激闘が続く中、11月に入ればストーブリーグが開幕。オフの補強の行方も注目される。レッズとナショナルズでGMを務めた経験があるジム・ボウデン氏は、ブルージェイズの“看板選手”の移籍先候補にドジャースを挙げている。

 ボウデン氏は27日(日本時間28日)、「ジ・アスレチック」にオフ恒例となったFAランキングトップ50を寄稿した。全体5位に評価したのが、ブルージェイズの遊撃手を務めるボー・ビシェット内野手だ。2021・2022年には安打数リーグトップを誇り、今季もリーグ2位の打率.311と好打を持ち味としている。

 今年9月6日(同7日)のヤンキース戦で右膝を痛めて負傷者リスト入りしたものの、それまでは安打数トップだった。ボウデン氏は「キャリア最悪だった2024年シーズンからの大きな復活」と評価したものの、「守備面ではショートとして平均以下と見なされており、いくつかの関心を示しているチームは、彼を将来的には三塁手候補として見ている」と分析する。

「彼の全盛期はまだ始まったばかりであり、市場に出ている選手の中でも最も若い部類のFAである。ただし、ここ数年は下半身の怪我に悩まされており、特に膝の状態については慎重に見極める必要がある」と獲得には“長短”あるとしているが、「チーム側が彼の膝の健康状態を明確に把握できるのであれば、ビシェットには多くの球団からのオファーが集まるだろう。遊撃、二塁、三塁のいずれも起用可能で、複数のポジションでチームのニーズに合う存在」と、汎用性の高さが魅力としている。

 予想契約額は、昨年にジャイアンツと7年1億8200万ドル(約278億円)で合意したウィリー・アダメス内野手、2023年にカブスと7年1億7700万ドル(約269億円)契約を結んだダンズビー・スワンソン内野手が基準となるとした。そして最もフィットする球団としては、ブルージェイズ、レッドソックス、タイガースなどに加えてドジャースも挙げている。

 ドジャースの遊撃手は転向2年目でゴールドグラブ最終候補入りしたムーキー・ベッツ内野手が不動。一方で三塁はマックス・マンシー内野手がFAとなり、後釜は必要不可欠な状況ではある。世界一を争うライバル球団から大物が移籍する未来は果たしてあるのだろうか。

(Full-Count編集部)

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