崖っぷちでも…フリーマンの闘志消えず「自信はある」 狙う昨年の再現「今回もできる」

WS第3戦はサヨナラ弾…5試合で打率.250
【MLB】Bジェイズ 6ー1 ドジャース(日本時間30日・ロサンゼルス)
ドジャースは29日(日本時間30日)、ブルージェイズとのワールドシリーズ第5戦に敗れ、シリーズ成績は2勝3敗となった。フレディ・フリーマン内野手は試合後「自信はある」と前を向き、敵地での2連勝を“約束”した。
1勝1敗でドジャースタジアムに戻っての第3戦は延長18回にもつれる死闘。6時間39分に及んだ一戦はフリーマンの劇的サヨナラ弾で幕を閉じた。ドジャースは勢いに乗るかと思われたが、まさかの2連敗で崖っぷちに追い込まれた。
気落ちするクラブハウスにあって、フリーマンははきはきと報道陣の取材に応じた。2試合で打線は計3得点にとどまるが、「僕たちは得点を挙げなければならないし、もっといい仕事をする必要がある。ここ2試合ほど、それができていないんだ」と話した。打線は苦戦しているが、「今日は完全に相手の方が上だったよ」と新人イェサベージの投球を称賛した。
ドジャースはシーズン中も連敗が続く時期もあった。フリーマンは「僕たちは自分たちがどんなチームか分かっている。この2試合はその力を出せていない。でも、1日オフを挟めば、あっちの勢いも少し落ちるかもしれないし、僕たちも気持ちをリセットできると思う」と、移動日が流れを変える可能性があるとも話した。
振り返れば、昨年のポストシーズンでもパドレスとの地区シリーズで1勝2敗と追い込まれた。しかし逆境を打ち破って2連勝して勝ち抜けると、勢いそのままにワールドシリーズを制した。フリーマンは「うちは粘り強いチームだ。去年もパドレス相手に2勝1敗から逆転した。だから今回もできると信じているよ」と力強く語った。それでも、「あと2勝しなきゃ、なんて考えるのは間違いだ。まずは金曜の試合をしっかり戦うことだけを考えている」と、第6戦を死に物狂いで勝ち取る構えだ。
(Full-Count編集部)