ドジャースの振る舞いは「恥ずかしい」 祝福ムードに冷や水…識者の批判に賛否「負け惜しみ」

優勝パレードを行ったドジャースナイン【写真:ロイター】
優勝パレードを行ったドジャースナイン【写真:ロイター】

優勝後の喜び方に異議を唱える

 ドジャースのワールドシリーズ制覇を巡り、カナダ出身のジャーナリストの発言が物議を醸している。スポーツジャーナリストのアリエル・ヘルワニ氏が、ドジャースの選手たちの言動を批判し、賛否両論が巻き起こる結果となった。

 ブルージェイズとの第7戦の延長戦までもつれる熱戦を制し、今世紀初のワールドシリーズ制覇を達成したドジャース。米ポッドキャスト番組「ザ・アリエル・ヘルワニ・ショー」でヘルワニ氏は、地元ブルージェイズを擁護し、ドジャースに対しては「みんなに『負け惜しみだろう』って言われるだろうなと思って。みんなが(祝賀会の)映像をどれだけ見たかはわからないけど、僕には、ドジャースは間抜けに見えたよ。恥ずかしい振る舞いだったと思う」と持論を展開した。

 まず、第6戦で勝敗を大きく左右することになった9回に打球がフェンスに挟まりエンタイトル二塁打となったプレーについて、ヘルワニ氏はドジャースの選手の態度を問題視。「物議を醸したプレーを馬鹿にしていたんだ。自分たちはプレーを中断してエンタイトル二塁打を取ったのに、今になってそれを笑い話にしてんだ」と主張した。

 3日(日本時間4日)にロサンゼルスで行われたパレード中のインタビューで、ブレイク・スネル投手が「ヘイ! ボールはどこだ?! ボールはどこだ?! ボールはどこだ?! 両手を挙げろ!」と発言。エンタイトル二塁打をアピールする好判断を見せたジャスティン・ディーン外野手が両手を上げて「触らないよ! アメージングだよ」とジョークを飛ばしていた。

 さらにヘルワニ氏は“キケ”ことエンリケ・ヘルナンデス内野手が祝勝会で放送禁止用語を吐いて大はしゃぎしていたことにも苦言。「正直に言って、彼はやらかしたよね。自分でトリプルチャンピオンだって言ってたけど、(個人の頑張りではなく)グループワークでA評価を取ったようなものなんだよ、キケは」と述べ、第7戦で勝敗を分けたアンディ・パヘス外野手の好捕について「もしパヘスがそのボールをキャッチしていなかったら、君はアーニー・クレメントのフライを捕り損ねた男として記憶されるんだよ」と皮肉を込めた。

 ヘルワニ氏は「僕にとって一番大きかったのは、昨夜はいつも以上にブルージェイズのファンになったということだよ。彼らは上品で、プロフェッショナルで、敬意を払っていた。ドジャースが昨日やったような振る舞いは絶対にしないだろうね」とドジャースを批判して、ブルージェイズを持ち上げた。だが、この発言にはSNSで「よく言った」「カルマ(因果応報)は絶対に返ってくる」「馬鹿にされたくないなら勝て」「ひどい負け惜しみ。マジで笑える」「くだらない」など、賛否さまざまな意見が出る結果となっている。

【実際の様子】放送禁止用語も… カナダ人識者が批判したドジャースの振る舞い

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