栄光から1年、エドマンに厳しい視線 LA記者も驚き…本拠地で“異様な光景”

昨年はリーグ優勝決定SでMVP…大舞台でも強さを見せた
【MLB】Bジェイズ 6ー1 ドジャース(日本時間30日・ロサンゼルス)
ドジャースは29日(日本時間30日)、ブルージェイズとのワールドシリーズ第5戦に敗れ、シリーズ成績は2勝3敗となった。直近2試合はわずか3得点。打線全体が停滞する中で、シリーズ打率.143のトミー・エドマン内野手にLAファンも不満を示していたようだ。地元記者が本拠地で起きた“光景”を指摘している。
エドマンは「6番・二塁」で先発出場。2回の第1打席は三振、4回は2死一、二塁の好機で打席が回るも、高めのボール球に手を出して内野フライに終わった。7回の第3打席も1死一塁から併殺。ワールドシリーズでは打率.143、OPS.407と厳しい数字が並んでいる。
地元メディア「ドジャース・ネーション」のダグ・マッケイン記者は7回の凡退後に自身のX(旧ツイッター)を更新。「トミー・エドマンが7回を終わらせる5-4-3のダブルプレーを打ったあと、ドジャースタジアムではブーイングが起きている」と、本来ファンが声援を送るべきドジャースの選手に対し、厳しい態度を示していることを伝えた。
エドマンは前日の第4戦、1-2の6回2死一、二塁で打席が回ったが、3球三振であっけなく打ち取られていた。その直後に大谷翔平投手が連打を許して降板。もし一本出ていれば違った展開になった可能性もある。
昨年途中にドジャースに加わり、リーグ優勝決定シリーズでは打率.407、1本塁打11打点、OPS1.022の好成績でシリーズMVPを受賞した。ワールドシリーズでもOPS.988と打ちまくり、世界一に貢献している。しかし今季は勝負強さが鳴りを潜めた格好。エドマンの復調がなければ、第6戦も厳しい戦いになるかもしれない。