ド軍ロッカーで飛び交った「Yoshi」 “救世主”山本由伸…ナインの絶大な信頼感

ドジャース・山本由伸【写真:荒川祐史】
ドジャース・山本由伸【写真:荒川祐史】

負けたら終わりの第6戦「投げるべき男が登板する」

 ドジャースの山本由伸投手は31日(日本時間11月1日)、負ければ世界一を逃すワールドシリーズ第6戦に臨む。王手をかけられた第5戦後、ドジャースの選手たちは次々と山本の名前を口にし、前を向いた。ここまで2戦連続で完投しており、選手たちからの厚い信頼がうかがえた。

 延長18回に及んだ第3戦を制したものの、そのから2連敗。打線が2戦で計3得点に終わった。再度トロントに戻って戦う一戦は、負ければ2年連続の世界一を逃して終戦となる。

 マウンドを託された山本は、プレーオフでここまで2戦連続で完投。第5戦の試合後にロバーツ監督は「ヤマモトはいい投球をしてくれると期待している」と絶大な信頼を寄せた。ロッカーでも次戦の意気込みを問われた選手が、次々に山本の名前を口にした。

 フリーマンは「私たちの先発陣と投手陣にはとても自信がある。ヨシにはまたやってもらう必要がある。打線としては、もう少し彼を援護できるようにしたい」と意気込んだ。

 エンリケ・ヘルナンデス内野手は「第6戦は完璧なタイミングで、投げるべき男が登板する。ヨシノブ。打線が奮起する時だ」と援護を誓い、ムーキー・ベッツ内野手は「(山本が登板するので)とても自信がある。でも打たないといけない。ヨシは(いつも通りの)投球をしてくれればいい」と語った。

 スミスも「前回はグレートな投球だった。彼(の力)が必要だ。いい先発登板をしてもらう必要がある。打線がリードを奪って、第7戦にもっていきたい」と口にした。

 ポストシーズンでの2戦連続完投は、2001年以来のカート・シリング以来の偉業。仮に3戦連続となれば、そのシリングと並ぶことになる。崖っぷちのドジャースを救うことが出来るか。今年一番の重圧が山本の右腕にかかっている。

(Full-Count編集部)

RECOMMEND

KEYWORD

CATEGORY