ド軍を待つ異様すぎる“圧力” 広がる脅威に震撼…試合なしでも「ヤバい雰囲気」

第1戦と第2戦は700万人が視聴したカナダの熱気
ドジャースは29日(日本時間30日)、本拠地でブルージェイズとのワールドシリーズ第5戦に敗れ、2勝3敗で王手をかけられる絶体絶命の状況に陥った。加えて31日(同11月1日)からは敵地に戻る形となり、試合がない日でもパブリックビューイングで球場を埋め尽くすトロントの観客の熱気は脅威となりそうだ。
ワールドシリーズ第1戦と第2戦は敵地のトロントで開幕。2年前にFAだった大谷翔平投手がブルージェイズではなくドジャースを選んだ経緯から、打席に立つと「We don’t need you(お前は必要ない)」のチャント(大合唱)が巻き起こるなど、異様な空気に包まれた。全国紙「USAトゥデイ」のボブ・ナイチンゲール記者によると、第1戦と第2戦の平均視聴者数は米国が1260万人、日本が1070万人に対し、カナダは全人口の6分の1以上に当たる700万人が視聴したという。
さらにロサンゼルスに舞台が移った第3戦以降も、ブルージェイズの本拠地ロジャースセンターでは試合のパブリックビューイングが行われた。グラウンドで試合が行われていないにも関わらず観客席は埋まり、ブルージェイズが得点すると観衆は立ち上がり、場内は大歓声と熱気に包まれていた。現在ではカナダ唯一の球団として32年ぶりのワールドシリーズ制覇への期待は高まっている。
追い詰められたドジャースは、再び敵地でアウェーの空気の中で戦うことになる。ブルージェイズ球団やMLBの公式SNSで、パブリックビューイングでも大盛り上がりのトロントの様子に対し、ドジャースファンからは「コレは次、完全アウェイの中試合するから大変だ」「集まり方がすごい!」「ヤバい雰囲気だなぁ、これ……こんな雰囲気の中で山本さんが投げるのかぁ……」「ただでさえトロントの超アウェイの雰囲気しんどいのに、さらにプレッシャーのかかる試合で投げることになった由伸」など、その圧力を警戒する声も出ている。