涙止まらぬ虎右腕を「誰も責めないよ」 差し伸べられた手…SNSは擁護の声「悪くない」

2点リードの8回に56試合連続無失点中だった石井が柳田に同点2ランを浴びた
■ソフトバンク 3ー2 阪神(30日・甲子園)
阪神は30日に甲子園で行われたソフトバンクとのSMBC日本シリーズ2025第5戦に2-3で敗れた。初戦白星からの4連敗で2023年以来の日本一はならなかった。8回に同点2ランを浴びた石井大智投手が試合後に涙。ファンは「もらい泣きです」「石井選手がいなきゃセ・リーグ優勝できなかったよ、誰も責めないよ」などの声を上げた。
シーズンでは50試合連続無失点というNPB記録を樹立し、ポストシーズンに入っても“無双”は続き、ここまで56試合無失点を続けていた右腕。この日は2-0の8回に登板すると、1死一塁から初球の150キロ外角直球を左翼席へと運ばれ同点とされ、膝に手をつきがっくりうなだれた。試合は延長11回に村上が野村勇に決勝ソロを浴びた。
試合後に外野のファンへ挨拶に行く際に石井は涙が止まらず、同僚たちが歩み寄る場面もあった。今季53試合に登板して1勝0敗、9セーブ36ホールド、防御率0.17とリーグ優勝を支えた28歳にの姿は反響を呼んだ。

SNS上には「石井、村上で打たれたのなら仕方ない」「石井で今シーズン勝ってきたんだろ」「ずっと抑えてきた石井がこんな責任背負い込んで涙流してるのつらいわ」「石井泣かないで石井は悪くない、あれは打ったギータが化け物や」「あなたのおかげでここまで来られた」「感謝しかないよ」「とんでもねぇ記録を作ったのは間違いない」「石井がおったから優勝できました!」など労うコメントが多く寄せられた。