20億円契約も“期待外れ” ド軍右腕の気になる去就…世界一も蚊帳の外、米指摘

1年1300万ドルで加入も50試合で4勝3敗3セーブ、防御率5.23
ドジャースの優勝で幕を閉じたワールドシリーズ第7戦の翌日、メジャーリーグ選手会(MLBPA)は2日、フリーエージェントになった137選手を公示した。ドジャースからはマイケル・コンフォート外野手ら7選手が公示された。再契約の可能性も少なくないが、退団が濃厚と見られている投手がいる。元セーブ王のカービー・イエーツだ。
米スポーツ専門誌「スポーツ・イラストレイテッド」は「ドジャースの2026年FA選手:3連覇を目指すチームで契約が残っていない7人」の1人としてイエーツを取り上げた。「デーブ・ロバーツのブルペンにおける(試合の勝敗に直結する)重要な場面で起用される選択肢になるはずだった」と期待値は高かったものの、「イエーツはロサンゼルスの最大の問題の一つとなった」と不振を指摘した。
また、ドジャース専門メディア「ドジャーブルー」は、イエーツが2024年は好成績だったものの「ドジャースではその成功を再現できなかった」と落胆。「今シーズン健康を維持することもできず、それが彼の成績低下の一因となった可能性がある。38歳という年齢を踏まえると、イエーツがドジャースのFA戦略に含まれる可能性は低いと見られる」とし、再契約の可能性は低いと見た。ドジャース専門メディア「True Blue LA」も同じ見解を示している。
38歳のイエーツはパドレス時代の2019年に41セーブを挙げてタイトルを獲得した。同年は防御率1.19の好成績だった。その後、右肘手術も経験したが、昨季はレンジャーズで61試合に登板し、防御率1.17、33セーブと復活。2度目のオールスターに選出された。
昨オフに1年1300万ドル(約20億円)でドジャースに加入したが、50試合で4勝3敗3セーブ、防御率5.23と大不振。ポストシーズンではロースター外となり、一度も登板することなく、世界一も蚊帳の外だった。来季開幕で39歳を迎える右腕の去就やいかに。
(Full-Count編集部)