「普通の人間なら凡飛」でも…大谷翔平が“破壊”した野球観 米脱帽「最もクレイジーな打撃」

二塁打を放ったドジャース・大谷翔平【写真:荒川祐史】
二塁打を放ったドジャース・大谷翔平【写真:荒川祐史】

左腕フルハーティに体勢を崩されるも…打球速度100.6マイル

【MLB】ドジャース 3ー1 Bジェイズ(日本時間1日・トロント)

“理不尽”なパワーを見せつけた。ドジャース・大谷翔平投手は10月31日(日本時間11月1日)、敵地で行われたブルージェイズとのワールドシリーズ第6戦に「1番・指名打者」で先発出場。8回に3試合ぶりとなる二塁打を放った。衝撃の一打に「おそらく今まで見た中で最もクレイジーな打撃」「人間じゃない」と米ファンも口あんぐりだった。

 2点リードで迎えた8回1死、大谷が打席に向かうと、ブルージェイズは左腕のフルハーティをマウンドに送った。カウント2-2からの5球目、大谷は低めのスイーパーに体勢を崩されながらも、“辛うじて”バットに当てた。多くのファンが凡退と思った打球は、まさかの結果を迎える。

 ぐんぐん伸びていき、左中間を真っ二つに割ってフェンス際まで飛んだ。「ベースボール・サバント」によると、飛距離387フィート(約117.9メートル)、打球速度100.6マイル(約161.9キロ)の計測し、ドジャース本拠地のドジャースタジアムなど5球場では一発になる当たりだった。フルハーティも唖然とした表情を見せていた。

 米スポーツ局「FOXスポーツ」で実況を務めたジョー・デービス氏は「中堅方向に打ち上げた。打球が良く伸びる……普通の人間ならポップフライでしたが、オオタニはバランスを崩しながら、バットの先端でしたが、フェンスまで持って行って二塁打にしました」と脱帽。また、「ピッチング・ニンジャ」の愛称で知られるロブ・フリードマン氏は「どういうわけか、この打球の初速は100.6マイル。素晴らしい投球、体勢を崩されたスイング――それなのにフェンス直撃だ」と目を丸くしていた。

 米ファンも驚きを隠せない。「おそらく今まで見た中で最もクレイジーな打撃。打った瞬間は全然力なさそうに見えたのに、ほぼ逆方向へのホームラン未遂。ありえない」「40年間野球を見てきたけど、こんなのおかしいよ……」「純粋なパワー。信じられない」「オオタニの打球速度は本当に異常。打球初速100.6マイルなんて、もはや人間じゃないレベル。改めて“世代の才能”だと実感する」「クレイジー。フェンスまで届いたのが信じられない」と称賛と畏怖の声が殺到している。

 大谷は今ポストシーズンで打者として16試合に出場し、打率.254、8本塁打14打点、出塁率.397、OPS1.111をマーク。ワールドシリーズでは打率.318、3本塁打、OPS1.364だ。運命の第7戦では、投打の活躍に注目が集まる。

【実際の映像】「普通ならポップフライ」でも…大谷翔平が放った驚愕打「最もクレイジー」

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