ロハスが見届けた山本由伸の“熱” 伝播するエースの感情「気迫に俺たちも」

勝利を喜ぶドジャースのミゲル・ロハス【写真:アフロ】
勝利を喜ぶドジャースのミゲル・ロハス【写真:アフロ】

ロハスはWS初先発…好守でチームを支えた

【MLB】ドジャース 3ー1 Bジェイズ(日本時間1日・トロント)

 ドジャース・山本由伸投手が31日(日本時間11月1日)、敵地で行われたブルージェイズとのワールドシリーズ第6戦に先発登板。6回5安打1失点の好投で崖っぷちのチームを救った。この日シリーズ初先発となったミゲル・ロハス内野手は、山本の“闘志”がドジャースに伝播したことを強調した。

 山本は初回1死から失策でピンチを背負うも、ゲレーロJr.を三併殺に仕留めた。味方が先制した直後の3回にはスプリンガーに適時打を浴びたが、以降はスコアボードにゼロを並べた。6回1死からは左翼スタンドからファンが乱入するハプニングも起こったが、2死一、二塁の場面でバーショから空振り三振を奪った。

 一方でロハスは第6戦に「9番・二塁」で初先発した。3打数無安打1三振と快音はなかったが、7回にはベアハンドで打球を捕球して打者走者をアウトにする好プレーを見せれば、9回1死二、三塁の大ピンチではエンリケ・ヘルナンデス内野手の好返球を最後まで離さず、ダブルプレーを完成させる好守を披露した。

 試合後、ロハスは興奮の色を隠せなかった。「本当にすごいエンディングでしたね。試合前にも言ったけど、ベースボールに多くを捧げてきたこのチームの物語は素晴らしいです。そしてこれは、どんな状況、どんな場面でも絶対に諦めないチームだということの新たな証明だと思う」とチームの勝利を強調した。

 そしてやはり、山本のことに言及しないわけにはいかなかった。「ヤマモトは決してアクセルを緩めなかった。1球1球に気迫がこもっていて、その気迫に俺たちも合わせたくなるんだ」と、バックから見ても鬼気迫る投球だったようだ。「それがチームの雰囲気を作るんだよ。その雰囲気を作るという素晴らしい仕事をしてくれたと思うし、彼の後ろではどんなプレーもしっかりやる気持ちになるんだ」と絶大な信頼感を明かした。

(Full-Count編集部)

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